【ゆるハイク百名山#2】展望バツグン!初心者おすすめ!蓼科山登山ガイド

ゆるハイク百名山

シリーズ「ゆるハイク百名山」では、「気軽に本格的な山の楽しさを味わいたい」というわがままな願いを叶えてくれる山旅を紹介していきます。

筆者
筆者

日本百名山だけではなく、ご当地百名山などいろんな百名山を紹介しますよ!

第二弾の今回紹介するのは、蓼科山です!

八ヶ岳の北端、ぽこっと独立した山。見た目は優しそう。。でも登ってみたら意外と手強い!?

そんな蓼科山を「ゆるハイク百名山」として紹介します!

七合目駐車場から見る蓼科山(日本百名山・信州百名山)
七合目駐車場から見る蓼科山(日本百名山・信州百名山)

蓼科山は、標高2500mクラスの山でありながらコースタイム約4時間でとても登りやすい山です。

しかも山頂からは360°絶景パノラマビュー!

初心者の方はもちろん、ゆるハイカーにも、登山熟達者にもおすすめしたい山です!

展望抜群!八ヶ岳の北端にあるので、南側にある八ヶ岳が一望できます!(蓼科山頂から撮影)
展望抜群!八ヶ岳の北端にあるので、南側にある八ヶ岳が一望できます!(蓼科山頂から撮影)

この記事では、蓼科山の概要と主要ルートを実際に登った私が詳しくお伝えします。

ぜひ最後までご覧いただき、あなたの行きたい山リストに加えていただくと嬉しいです!

ゆるハイク百名山#2「蓼科山」ってこんな山

蓼科山は、日本百名山に選ばれている標高2531mの火山です。

長野県・北八ヶ岳の北端に位置しており、円錐形の美しい山容から「諏訪富士」と呼ばれ、ふるさと富士としても親しまれています。

北横岳から見る蓼科山
北横岳から見る蓼科山

山頂はゴツゴツした岩場で、火口跡と蓼科神社奥宮があります。

広〜い蓼科山頂 ゴツゴツの岩だらけ
広〜い蓼科山頂 ゴツゴツの岩だらけ
火口跡のほぼ真ん中に佇む蓼科神社奥宮
火口跡のほぼ真ん中に佇む蓼科神社奥宮

火口跡の周りをぐるっとお鉢巡りすることができ、360°の大パノラマを楽しむことができます。

左に南八ヶ岳、右奥は南アルプス
左に南八ヶ岳、右奥は南アルプス

登山口は、最短の七合目登山口のほかに、女乃神茶屋登山口(すずらん峠園地駐車場)や、大河原峠蓼科ロープウェイ山頂駅など多岐に渡ります。

それぞれのルートには個性的な山小屋があるので、ランチやカフェで休憩するもよし、オリジナルグッズを買うのもよし。思い思いに楽しめます!

蓼科山荘 オリジナルTシャツ多め
蓼科山荘 オリジナルTシャツ多め

今回のルート紹介

今回は、最短コースの七合目登山口からのルートを紹介します。

ルート

【往路】七合目登山口 ー 将軍平/蓼科山荘 ー 蓼科山頂ヒュッテ ー 蓼科山 ー 蓼科神社(約2時間)

【復路】往路と同じ(約1時間半)


  • 距離:約4.6km
  • 所要時間:ゆっくり歩いて 約3時間半〜4時間半
  • 標高差:626m ゴツゴツした岩場多め。将軍平から30分が急登。慎重に行けばOK!
  • 難易度:★★☆☆☆ 初心者・ファミリーにもおすすめ(登山道はしっかり整備済)

登山道は整備されているので迷うことはありません。
行きと帰りで同じ道を通るピストンルートです。

将軍平から山頂は、急な大岩のぼりです
将軍平から山頂は、急な大岩のぼりです(約30分)

当日の登山レポート

朝7時、七合目駐車場は8割ぐらい車で埋まっていました。

七合目駐車場 車多めですが下山してくる人も多く回転は早め
七合目駐車場 車多めですが下山してくる人も多く回転は早め

登山口は駐車場からすぐ近くです。

七合目 鳥居を潜って登山スタート
七合目 鳥居を潜って登山スタート

石がゴロゴロしている登山道を緩やかに登っていきます。

登山道には石がゴロゴロ。。転ばないように注意
登山道には石がゴロゴロ。。転ばないように注意

登山道脇には苔がたくさん。北八ヶ岳らしい光景です。

苔を見ると「八ヶ岳やな〜」って感じ
苔を見ると「八ヶ岳やな〜」って感じ

だんだん石が大きくなってきます。標高が上がっている証拠です。

天狗の露地 石が大きくなってる!
天狗の露地 石が大きくなってる!

登りはじめて約90分で将軍平に到着。ここにある蓼科山荘で休憩します。

蓼科山荘がある将軍平
蓼科山荘がある将軍平
ミツバオウレン
ミツバオウレン

ここから約30分、山頂まで急登です。

大きな岩を登っていきます。

大きな岩をよじ登る
大きな岩をよじ登る
クサリ付き大岩
クサリも!
「頂上まであと15分」と書いてある岩。あと15分て、まだ半分ってことよね。。
あと15分て、まだ半分ってことよね。。

振り返ると、絶景ですよ!

火打山・妙高山が見えてテンション爆あがり!
火打山・妙高山が見えてテンション爆あがり!

蓼科山頂ヒュッテが見えたら頂上はもうすぐです。

蓼科山頂ヒュッテ
蓼科山頂ヒュッテ ここは心のふるさとなんです
ツガザクラ・イワカガミ
ツガザクラ・イワカガミ
蓼科山 標高2530.7m
蓼科山 標高2530.7m

周りは遮るものがない360度の絶景です!

南アルプス
南アルプス
霧ヶ峰と白樺湖
霧ヶ峰と白樺湖

山頂は広く、すり鉢状になっています。

広〜い山頂
広〜い山頂

すり鉢の中心部には蓼科神社奥宮があります。

蓼科神社 奥宮
蓼科神社 奥宮

お鉢巡りもできますが、岩場歩きが結構大変です。。

山頂岩場。ぴょんぴょん歩けるけど、ややハード
ぴょんぴょん歩けるけど、ややハード
南西側に方位盤あります
南西側に方位盤あります
浅間山
浅間山
北八ヶ岳、右に南八ヶ岳
北八ヶ岳、右に南八ヶ岳

絶景を十分に楽しんだら、下山します。

将軍平まで下り、蓼科山荘で休憩。アイスを頬張ります。

蓼科山荘で長門牧場の抹茶アイス(500円)購入。カッチカチに冷えていたので溶かしてからいただきました
蓼科山荘で長門牧場の抹茶アイス(500円)購入。カッチカチに冷えていたので溶かしてからいただきました
ピストンルートなので来た道を降ります。 石で転ばないよう注意です
ピストンルートなので来た道を降ります。 石で転ばないよう注意です
七合目看板 七合目に到着です。お疲れさまでした!
七合目に到着です! お疲れさまでした!

蓼科山のおすすめポイント

✅ 登山口が七合目!(すでに標高1900m笑)
✅ 短時間で達成感あり!
✅ 360度パノラマ絶景!
✅ 山頂に蓼科神社奥宮、ちょっとしたご利益気分も◎

ゆるハイカー的アドバイス

☑️ 岩場多めなので滑りに注意(トレッキングポールあれば安心)
☑️ 風が強い日が多いので、山頂は防寒着必須(ウインドブレーカーやダウンなど)
☑️ トイレは登山口と山小屋で(協力金が必要=小銭の準備を!)

山小屋・駐車場・アクセス情報

山小屋情報

蓼科山荘 双子池ヒュッテの同系列の小屋
蓼科山荘 双子池ヒュッテの同系列の小屋

2025年開設期間:4月下旬〜11月上旬
収容人数:18名 要予約

軽食:有
売店:有
水場:無 
テント場:無
電波状況:docomo △、au △、softbank   ×
電源:無
※充電のサービスはございません。必要な方はバッテリーをお持ちください。

区分大人(中学生以上)備考
素泊り8,500円幼児、小学生割引あり
1泊2食12,000円幼児、小学生割引あり
1泊夕食付き11,000円幼児、小学生割引あり
1泊朝食付き10,000円幼児、小学生割引あり
お弁当(宿泊者のみ)1,000円/人

※詳細は蓼科山荘ホームページをご確認ください。


おしゃれなグッズたくさんあります!軽食も充実!
おしゃれなグッズたくさんあります!軽食も充実!

2025年開設期間:4月下旬〜11月上旬
収容人数:20名 要予約

軽食:有
売店:有
水場:無 
テント場:無

区分大人(中学生以上)備考
素泊り10,000円小学生以下割引あり
1泊2食14,000円小学生以下割引あり
1泊1食12,000円小学生以下割引あり
お弁当1,000円

※詳細は蓼科山頂ヒュッテホームページをご確認ください。


駐車場

七合目駐車場は2ヶ所あり、鳥居前(20台)と西側道路沿い(30台)に駐車できます。

登山口付近には、登山届ポスト、トイレ、休憩所があります。

七合目登山口 道路脇にトイレあり
七合目登山口 道路脇にトイレあり

アクセス情報

【マイカーでのアクセス】

  1. 中央道・諏訪ICで下車
  2. 国道152号や県道40号・蓼科スカイラインで、七合目駐車場へ

【公共交通機関でのアクセス(電車+タクシー)】

  1. JR中央本線・茅野駅で下車
  2. タクシーで蓼科山・七合目駐車場へ(約1時間)

まとめ

蓼科山は、ゆるハイカーにおすすめな絶景・百名山です。

時間がない人、手軽に登りたい人にもピッタリ。朝早く行けば昼には下山でき、午後は別の予定を入れられます。

物足りなければ、もう1座登ってもOK!ゆったり登るのもよし、サッと登って空いた時間を有効活用するもよし。

今回の蓼科山は、「登りは少しキツイ(斜度がある)が、達成感はバッチリ」そんな”ゆるハイク百名山”です。

山頂からの展望 「この絶景は、クセになる笑」
山頂からの展望 「この絶景は、クセになる笑」

取り上げてほしいゆるハイク百名山のリクエストは、コメントでお寄せください!


ゆるハイク百名山に明確な定義はありません!

  • 日帰り可能
  • 概ね初心者向け
  • アクセスが良い
  • 登って気分がいい山

こんな山で取り上げてほしい山があれば教えてくださいね。


それではまたの機会にお会いしましょう!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!


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