はじめに
こんにちは、ゆるハイカーあっくんです。
今回は、日本最高峰・富士山への日帰りチャレンジをお送りします!

私自身、富士山は2回目。今回のルートは【プリンスルート】からの【お鉢巡り】、そして【大砂走り】と欲張りコースです。
結果…10時間半、がっつり楽しんできました!
「富士山って、やっぱ一味違う」と改めて感じたので、これから登る人の参考になるよう体験談をまとめます!
登山プラン概要
今回のプランはこちらです。
富士宮五合目 → 宝永山 → 御殿場口頂上 → 剣ヶ峰 → お鉢巡り → 御殿場口下山 → 大砂走り → 御殿場五合目
標準コースタイム:12時間
距離:16.6km
標高差:のぼり1583m/くだり2530m
(登山日:2025年7月1日)
今回は、会社の先輩と仲間の三人パーティーです。
仲間の希望で静岡県側から登る、富士宮〜プリンスルート〜大砂走りのルートになりました。

登山日の7月1日は有休が取りやすかったからこの日になっただけで、山梨県の富士山開山日に合わせたわけではなく、たまたまです。しかも山梨県側から登らないという笑
装備・持ち物
服装:長袖Tシャツ、ベースレイヤーTシャツ、トレッキングパンツ(中厚手)、トレッキングソックス
- ウインドブレーカー(風強いので必須)
- レインウエア上下(使用せず)
- グローブ(春秋用・やや厚め)
- 帽子(キャップよりハットが良い)
- ゲイター(スパッツ・大砂走りで必須)
- 水分 2.5リットル(ギリギリ。3〜3.5リットルあると良い)
- 行動食(ゼリー飲料、ナッツ、チョコ、一口羊羹、煎餅、一口焼き芋など)
- 昼ごはん(おむすび3つ、惣菜パン)
- ウエットティッシュ、ポケットティッシュ
- 虫除けスプレー(5合目は虫多い、標高上がるにつれ少なくなる)
- 日焼け止め
- ファーストエイド(絆創膏、かゆみ止め薬、頭痛薬、テーピング、ガーゼ、消毒液、ポイズンリムーバー)
- 折りたたみクッション(休憩時に)
- 小銭(トイレ有料:300円/回)
仲間が酸素スプレーを持っていってました。
「持ってて良かった」と言ってたので、高山病が不安な方はぜひ!
登山リポート
富士宮五合目〜宝永山(プリンスルート起点)

朝6時、富士宮五合目からスタート。

まずはプリンスルートの名物、宝永山を目指します。


宝永火口は圧巻の景色。火口から見る富士山は荒々しさを間近に感じられ、まるで異国に来たかのよう。



火口から宝永山に登ると「プリンス気分」笑 ちょっと特別なルート感があります。

プリンスルート〜御殿場口頂上へ
宝永山からそのまま御殿場ルートに合流します。
富士宮ルートや吉田ルートよりも人が少なく、静かに富士山を感じながら歩けるのがこのルートの魅力です。

標高が上がるにつれ、呼吸はしっかり深めに意識。

「息をしっかり吐けば、自然に吸い込むから意識してね」

「はいっ!」
先輩からのアドバイスを実践する良き後輩ですっ笑



御殿場口頂上〜剣ヶ峰(日本一の頂へ)
ついに御殿場口の頂上へ!




そこから目指すは剣ヶ峰、日本の最高地点、3776m。

剣ヶ峰までの最後の登りはマジでしんどいです。
砂で歩きづらいし、風も強いし。
でもなんとか到達!

2回目でもやっぱり感動します。日本の最高峰に立つって。

お鉢巡り(約1時間)
剣ヶ峰の後は、富士山山頂の「お鉢巡り」へ。
約1時間かけて、火口をぐるっと歩きます。

ここは、個人的には今回のハイライト。
日本で一番高い場所を360度歩けるって、めちゃくちゃ贅沢な時間です。




麓の景色は雲が多くて見れませんでしたが、富士山火口の荒涼とした景色をじっくり楽しめました。

下山開始〜大砂走りへ
お鉢巡りを終えたら、御殿場口から下山開始。

待ってました、名物大砂走り!


サラサラの火山砂利を、ザクザク駆け下りていく爽快感はクセになります。
自然にスピード上がるし、コースタイムより1.5倍ぐらい早く歩けます!



御殿場五合目に無事下山
砂走りは本当に長い。

振り返ると、今歩いた道と富士山が遠くに見えます。

無事、御殿場五合目に到着!
行動時間約10時間半、疲労感はありますがそれ以上に達成感と充実感が湧き出てきます。
良かったところ・気づきメモ
- お鉢巡り:約1時間、日本で一番高いところを歩くって、とってもすごいことですよー!!
- 大砂走り:やっぱり爽快、富士山ならではの下山体験
- プリンスルート:宝永山を通れて、特別感アリ。プリンス気分笑
- 水分2.5L:ギリギリでした。3〜3.5Lが個人的にはベスト。
- 山頂の山小屋やトイレは営業前でした。下山途中の山小屋で300円払って利用しました。

高山病について(体験談)
今回は出発時から深めの呼吸を意識。
それでも9合目付近で気持ち悪くなり、吐き気が…。
高山病はやっぱり侮れませんね。
下山後には頭痛が出たので、頭痛薬飲みました。
✔ 酸素スプレー(高いけど安心感あり)
✔ 深呼吸とペース管理
✔ 無理せず、症状が出たら迷わず休憩

まとめ・感想
「富士山、やっぱり特別」
2回目の富士登山でした。
正直いうと、誘われなければ行かなかったと思います。
道中や山頂があまりにも混むのと、道中が単調だからです。

でも行ってみて一言。
「また行きたい」
富士山でしか見れない景色があるということと、達成感・満足感は他の山と比べて群を抜いてるから。
富士山は誰もが知っている日本一の山だからこそ、満足感が半端ない。
3回目、近いうちに行こうと思います。
なるべく混雑をさけ、静かな時に登ります。
「一度も上らぬ馬鹿。二度登る馬鹿」と言いますが、三度以上登ったら「あっぱれ!」かな?笑
最後までご覧いただきありがとうございました。

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