「ミレーのレインウェアが気になってるけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」
登山に欠かせない装備といえばレインウェア。
かつては「防水透湿ウェア=ゴアテックス」という時代が長く続いていましたが、近年は各メーカーが独自素材の開発を加速。防水性だけでなく、「いかに蒸れにくいか」という快適性競争が一気に進んでいます。

その中でも、個人的に“着心地革命”を起こしたと感じるのが、ミレーの「ティフォン」シリーズです。
レインウェア特有のゴワつきや蒸れ感を大きく減らし、「雨具を着ている不快感」をかなり変えてきた存在だと思います。
そして2025年、ティフォンシリーズは発売10周年を機にラインナップを大刷新。
従来の定番モデルに加え、「通気性特化」「超軽量特化」といった個性の異なるモデルが登場しました。
選択肢が増えた分、「結局どれが自分に合うの?」と迷う方も多いと思います。
結論から言うと👇️
- 汎用性重視なら → ティフォン ストレッチ
- 蒸れにくさ最優先なら → ティフォン ノヴァ
- 軽量化重視なら → ティフォン ファントム トレック
「どんな登山をしたいか」で選ぶと失敗しません。
今回は、ティフォン・ティフォン ノヴァ・ティフォン ファントム トレックの3モデルを徹底比較します。
公式スペックだけでなく、実際の登山スタイルに合わせて「どんな人に向いているか」までわかりやすく解説していきます。
※この記事の画像は一部AIで作成したものを掲載しています
⬇️ GW登山のレインウェア選びで失敗しない!10年使ってわかったおすすめ3選と選び方【2026年版】
ミレー「ティフォン」シリーズとは?

ティフォンは、ミレー独自の防水透湿素材を使ったレインウェアシリーズです。2015年の登場以来、その高い快適性から多くの登山者に支持されてきました。
2025年にはシリーズ発売10周年を機に大幅リニューアル。現在は、異なるコンセプトを持つ3モデルが展開されています。
共通しているのは、「蒸れにくさ」への強いこだわりです。
一般的なレインウェアは、防水性を重視するほど内部が蒸れやすくなる傾向があります。
ティフォンシリーズは、その課題に正面から向き合い、「高い防水性」と「快適な着心地」を両立してきました。
ティフォンが登場する以前は、「レインウェア=GORE-TEX」という空気がかなり強かった印象があります。
しかしティフォンの登場以降、各メーカーが独自の防水透湿素材の開発を加速。
現在は各社が“蒸れにくさ”や“着心地”を競い合う、「レインウェア戦国時代」とも言える状況になっています。
個人的には、その流れを大きく変えた存在のひとつがティフォンだと感じています。
3モデルの特徴と比較表
3モデルは、それぞれ方向性がかなり異なります。
まずはスペック比較で、ざっくり違いを見ていきましょう。

| 比較項目 | ティフォン ストレッチ | ティフォン ノヴァ | ティフォン ファントム トレック |
|---|---|---|---|
| コンセプト | 万能バランス型 | 通気性特化フラッグシップ | 超軽量ULモデル |
| 耐水圧 | 30,000mm | 50,000mm | 50,000mm |
| 透湿性 | 50,000g/㎡/24h | 通気性重視(数値非公開) | 60,000g/㎡/24h |
| 通気性 | ○ | ◎ 空気が通る新構造 | ○ |
| 蒸れにくさ | ◎ | ◎◎ 通気性特化 | ◎◎ 超高透湿 |
| 重量 | 約300g | 約390g | 約163g |
| 軽量性 | ○ | △ | ◎◎ |
| ストレッチ性 | ◎ 4方向ストレッチ | ○ 立体裁断 | △ |
| 生地の厚み | 標準 | やや厚め | 超薄手 |
| 耐久性 | ○ | ◎ | △ |
| 耐摩耗性 | ○ | ◎ 60Dで高耐久 | △ |
| 着心地 | ◎ 柔らかい | ○ ややしっかり | ◎ 超軽量 |
| ベンチレーション | ポケット兼用 | 脇下ベンチあり | なし |
| 収納性 | ○ | △ | ◎ 超コンパクト |
| フード | ヘルメット対応 | ヘルメット対応 | 軽量簡易型 |
| 岩場適性 | ○ | ◎ | △ |
| 縦走適性 | ◎ | ◎ | ○ |
| ファストハイク | ○ | △ | ◎ |
| トレラン適性 | △ | △ | ◎ |
| 街使い | ◎ | ○ | △ |
| 初心者おすすめ度 | ◎ | ○ | △ |
| おすすめ用途 | 日帰り〜縦走万能 | 北アルプス・沢・岩稜 | UL・軽量登山 |
| 向いている人 | 「迷ったらこれ」な人 | 蒸れを極限まで減らしたい人 | 荷物を1gでも軽くしたい人 |
| 価格感 | コスパ重視 | 最高性能モデル | 軽量特化モデル |
| 価格(税込) | ¥36,300 | ¥49,500 | ¥42,900 |
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※ レディースモデルも展開されています。サイズやカラーを確認したい方は各ショップページをご覧ください。
①ティフォン ストレッチ ジャケット|迷ったらこれ一択のバランス型
登場から10年、ミレーを代表するロングセラーがリニューアルされた定番モデルです。
「普通の登山をする人には、これで十分すぎるほどのスペックです。」
耐水圧30,000mm・透湿性50,000g/㎡/24hという数値は、一般的なゴアテックス製品と比べても遜色ないレベル。2025モデルでは耐水圧も従来の20,000mmから30,000mmへ向上しました。
さらに4方向ストレッチで動きやすく、15デニールのニット裏地がサラっとした着心地を実現しています。

ここがすごい
- 4方向ストレッチで急斜面でもストレスなく動ける
- ヘルメット対応のフードで本格的な山行にも対応
- シルクタッチの裏地で素肌に着てもべたつかない
- ダブルスライダーフロント止水ジップで温度調節しやすい
こんな人におすすめ
日帰りハイクから縦走まで幅広く使いたい方、初めてのハイスペックレインウェアを探している方、街使いも兼ねたい方に最適です。
価格も3モデル中もっとも手頃で、コスパ的にも非常に優秀。個人的には、「迷ったらまずこれを選べば大きく失敗しにくい」と感じる完成度です。
ティフォン ストレッチの注意点
快適性と軽さのバランスは非常に優秀ですが、真夏の急登ではやはり多少の蒸れ感はあります。
「完全に無風でも涼しい」というタイプではありません。
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②ティフォン ノヴァ ジャケット|“通気する”という新しい防水の世界
2025年に登場したティフォンシリーズの最新フラッグシップ。
延伸ポリプロピレンを使った「空孔率80%の微多孔構造メンブレン」が最大の特徴です。
「着た瞬間から空気が動く感覚は、他のレインウェアでは体験できないものでした。」
従来のレインウェアは、「防水性か透湿性か」というトレードオフがありました。
しかしノヴァは、約50ナノメートルの超微細な孔によって、水は通さず空気だけを通すという革新的な構造を実現しています。
激しい運動で汗が大量に出る場面でも、着用直後から衣服内の湿気を素早く排出してくれます。
簡単に言うと、「少し空気が通るレインウェア」というイメージです。

ここがすごい
- 空孔率80%の微多孔構造で、衣服内の蒸れを瞬時に排出
- 耐水圧50,000mmという圧倒的な防水性能
- 60デニール平織りナイロンの表地で高い耐久性を実現
- ハーネス対応のV字胸ポケットで、クライミングや沢登りにも対応
- 脇下止水ジップベンチレーションで換気もしやすい
こんな人におすすめ
北アルプスや岩稜帯を歩くことが多い方、クライミングや沢登りなど激しい動きが多い方、「蒸れを感じたくない」という強いこだわりがある方に向いています。
3モデル中もっとも重量がありますが、それに見合うだけのタフさと快適性があります。
ティフォン ノヴァの注意点
390gという重量は、UL志向のハイカーにはやや重め。
価格も約5万円と高額なので、「日帰り低山メイン」の方にはオーバースペックかもしれません。
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③ティフォン ファントム トレック ジャケット|163gという数字が語る超軽量の実力
「レインウェアって重くてかさばるもの」という固定観念を覆すモデルが、このファントムシリーズです。
「163gって、スマホより軽いんですよ。それで耐水圧50,000mmなんですから、正直びっくりしました。」
透湿性60,000g/㎡/24hは、ティフォンシリーズの中で最高クラス。
超薄手の生地ながら、防水・透湿性能は3モデルの中でもトップレベルです。

ティフォン ファントムトレック ジャケット 出典:ミレー公式HP
ここがすごい
- 163gという圧倒的な軽さ(スマートフォンより軽い)
- 透湿性60,000g/㎡/24hはシリーズ最高クラス
- コンパクトに収納できるのでザックのどこでも忍ばせられる
- 雨が止んだらすぐ畳んでバックパックに収納できる手軽さ
こんな人におすすめ
荷物を1gでも減らしたい軽量化重視のハイカーや、ファストハイク・トレイルランに挑戦したい方に最適です。
低山・日帰りメインで、岩場をゴリゴリ歩くよりも整備されたルートを気持ちよく歩きたい方にもぴったりです。
ティフォン ファントム トレックの注意点
超軽量な反面、生地はかなり薄め。
岩場や藪こぎでは擦れに注意が必要です。
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どれを選べばいい?登山スタイル別おすすめ
低山〜中級の山をゆったり楽しみたい方
→ ティフォン ストレッチ(¥36,300)
「まず失敗したくない」「1着で幅広く使いたい」という方には、やはりティフォン ストレッチがおすすめです。
軽さ・着心地・耐久性のバランスが非常によく、日帰りハイクから夏の縦走まで幅広く対応できます。

北アルプスや岩稜帯など本格登山をする方
→ ティフォン ノヴァ(¥49,500)
「蒸れを極力減らしたい」「悪天候でも快適性を重視したい」という方にはノヴァ。

特に長時間行動や、汗をかき続ける急登・岩稜帯では、“空気が動く感覚”がかなり快適です。
重量はありますが、そのぶん耐久性や安心感はシリーズ随一。
北アルプス縦走や沢登り、クライミング系の山行とも相性が良いモデルです。
軽量化最優先・ファストハイク志向の方
→ ティフォン ファントム トレック(¥42,900)
「荷物をとにかく軽くしたい」という方には、ファントム トレックが圧倒的。

163gという重量は、一般的なレインウェアの半分近い軽さです。
低山ハイクやファストハイク、荷物を削りたい夏山縦走では、この軽さがかなり効いてきます。
一方で、生地はかなり薄いため、岩場や藪こぎが多い山域では注意も必要です。
迷ったら、まずはティフォン ストレッチがおすすめ
3モデルを比較してきましたが、「最初の1着」としてもっともバランスが良いと感じるのはティフォン ストレッチです。
軽さ・着心地・耐久性・価格のバランスが非常によく、低山ハイクから夏の縦走まで幅広く対応できます。
「どれを選べばいいかまだ迷う…」という方は、まずここから選べば大きく失敗しにくいと思います。
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よくある質問(FAQ)
ティフォンとゴアテックスはどっちがいい?
防水性能そのものは、どちらも非常に高性能です。
一方で、ティフォンシリーズは「柔らかい着心地」や「蒸れにくさ」に強みがあります。
ゴアテックスは耐久性やブランド信頼性で選ばれることも多く、ティフォンは快適性重視という印象です。
ティフォン ノヴァは夏でも暑くない?
完全に暑くないわけではありませんが、従来のレインウェアと比べると通気感はかなり高めです。
特に急登や汗をかく場面では、衣服内の湿気が抜けやすい感覚があります。
ファントム トレックは初心者でも使える?
もちろん使えます。
ただし、生地がかなり薄いため、最初の1着としてはティフォン ストレッチのほうが扱いやすいと感じます。
軽量化を重視したい方には非常に魅力的なモデルです。

まとめ
ミレーのティフォンシリーズ3モデルを比較しました。
- ティフォン ストレッチ
→ バランス型・はじめての1枚に最適 - ティフォン ノヴァ
→ “通気する”次世代素材・本格登山向け - ティフォン ファントム トレック
→ 163gの超軽量モデル・軽量化重視の方向け

どのモデルにも共通しているのは、「蒸れにくさ」と「着心地の良さ」。
個人的には、ティフォンシリーズは単なる高性能レインウェアではなく、“レインウェアの着心地革命”を起こした存在だと感じています。
雨の日の山は、装備次第で快適さが大きく変わります。
ぜひ自分の登山スタイルに合った1着を選んで、今年の梅雨や夏山シーズンを快適に楽しんでください。
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