【十文字峠】6月に咲く!満開のシャクナゲを楽しむ日帰り登山

登山日記

こんにちは、あっくんです!

この記事では6月上旬に行った十文字峠への日帰り登山をお送りします。

見どころは、なんといっても満開のシャクナゲ!

圧巻のシャクナゲ天国!
圧巻のシャクナゲ天国!

推定数万本と言われる十文字峠周辺のシャクナゲは、訪れた人をトリコにします。

登山口の毛木平(長野県川上村)から十文字峠は約2時間。標高差約500mで初心者の方は少しきついと感じるかもしれませんが、小屋に辿り着いた時の満足感は計り知れません。

満開のシャクナゲがあなたを労い癒してくれます

満開のシャクナゲ
満開のシャクナゲが楽しめます!
良いところ
  • 5月末〜6月頭に満開のシャクナゲが楽しめる
  • 往復3時間半と歩く距離は短め
  • 道中はコケの世界も楽しめる
大変なところ
  • 標高差500m(初心者には少しきつめ)
  • 登山口へのアクセスが悪い

この記事を参考に、あなたもシャクナゲ登山に行ってみませんか?

※このページの写真はすべて iPhone16Pro で撮影したものです。

登山ルート

今回紹介するルートはこちらです。

長野県川上村にある毛木平から十文字峠に至るこのルートは、甲武信ヶ岳へ登る最短ルートとして有名です。

山梨県側の甲武信ヶ岳登山口である西沢渓谷から行くよりも、緩やかで初心者向けです。

ルート

ルート:毛木平 ー 十文字峠・十文字小屋 ー カモシカ展望台
標準コースタイム:3時間半
標高差:約500m

十文字峠まで難なく行けるようになったら、甲武信ヶ岳へチャレンジしてみてくださいね!

満開のシャクナゲ
シャクナゲの時期に来てね!

アクセス

毛木平(長野県川上村)は標高1433mで夏場でも涼しい場所です。

毛木平駐車場は全舗装で約60台が停められる無料駐車場で、ハイシーズンの5月下旬〜6月上旬は駐車場へ向かう林道路肩にも車が溢れます。


毛木平にある毛木場駐車場(正式には毛木平駐車場ではないようです)
毛木平にある毛木場駐車場(正式には毛木平駐車場ではないようです)

【車でのアクセス(マイカー利用)】

  1. 中央自動車道・須玉ICから国道141号、県道68号(約47km)
  2. 最終目的地は、毛木平駐車場
補足ポイント
  • 毛木平駐車場(無料)は約60台駐車可能。
  • シャクナゲシーズン(5月末〜6月頭)や紅葉シーズン、連休は朝7時前で満車に。
  • トイレ完備登山届ポストあり、あずまや・休憩所あり
毛木平駐車場のトイレ(男女別)と登山届ポスト
毛木平駐車場のトイレ(男女別)と登山届ポスト

【公共交通機関でのアクセス(電車+バス)】

  1. JR小海線・信濃川上駅で下車
  2. 川上村営バス「川端下行き」に乗車
  3. 「梓山」バス停で下車(約25分)
  4. 徒歩で毛木平へ (約1時間15分)
補足ポイント
  • バスは1日8〜9便で、運賃は550円
  • 公式サイトで運行状況の確認を!川上村営バス 時刻表、運賃表
  • ちなみに、信濃川上駅からタクシーの場合、約40分 約7000円

登山日記

毛木平に着いたのは午前8時半。すでに毛木場駐車場は満車で道路脇もクルマで埋め尽くされていました。

車で溢れかえる毛木平駐車場 ここに至るまでも路肩駐車多し
車で溢れかえる毛木平駐車場 ここに至るまでも路肩駐車多し

覚悟はしていたものの天気は曇りだったので空きはあるかと思ってましたが。。ハイシーズンであることを甘く見ていました。

おそらく甲武信ヶ岳へ行く方がほとんどだと思いますが、シャクナゲを見に行かれている方も多いのではないでしょうか。

登山情報の看板がある休憩所 雨でも安心☺️
登山情報の看板がある休憩所 雨でも安心☺️

狭霧橋(さぎりばし)という洒落た名前の橋は千曲川源流点から注がれる川にかかってます。水量は豊富。ここ最近の雨で山が潤ってるようです。

立派な狭霧橋の下は千曲川
立派な狭霧橋の下は千曲川

しばらく沢沿いの道を行くと五里観音があります。秩父の栃本から毛木平へ続く峠越えの道に一里、二里と続いてるそうです。道しるべのように観音様が佇んでいて、古くからの道であることが伺い知れます。

看板は一里観音ですが地図上は五里観音。どっちが正解??
看板は一里観音ですが地図上は五里観音。どっちが正解??

十文字峠までの道、足元はたくさんの苔で覆われており、神秘的な雰囲気が味わえます。

見渡すとジブリのような苔の世界
見渡すとジブリのような苔の世界

沢に沿って登って水場を過ぎると、八丁坂というこのルートの核心部であるつづら折りの道になります。びっくりするほど急坂ではありませんので、マイペースで登れば標高を稼げます。

苔にもいろいろな種類があって見入っちゃいます
苔にもいろいろな種類があって見入っちゃいます
八丁坂の頭。「もう一息!!」の看板に励まされる〜
八丁坂の頭。「もう一息!!」の看板に励まされる〜

やがて八丁坂の頭という尾根筋に着きます。ここから十文字峠までは30分ほど緩やかに登ると十文字峠。今日のゴールにたどり着きます。

進行方向から左は十文字山、右に行くとすぐに十文字小屋。さらに甲武信ヶ岳方面へと続きます。

明るくなり十文字峠に到着。ネットはシャクナゲ保護のため
明るくなり十文字峠に到着。ネットはシャクナゲ保護のため

小屋前はネット越しにシャクナゲが咲き誇ってます。これだけでも圧巻。小屋周りを歩くだけでもシャクナゲが楽しめます。

十文字小屋の前にはベンチとテーブル。周りにはたくさんのシャクナゲ!
十文字小屋の前にはベンチとテーブル。周りにはたくさんのシャクナゲ!
花盛りのシャクナゲたち わんさか咲いてます
花盛りのシャクナゲたち わんさか咲いてます

十文字小屋は「シャクナゲにとり囲まれている小屋」という感じ。もはや「花小屋」という呼称がぴったりです。

昨日の雨でついた雫が良き
昨日の雨でついた雫が良き

カモシカ展望台方面に向かうとすぐに「乙女の森」というシャクナゲの森があります。3名まで乗れる花見台があり、上からのシャクナゲが眺められます。

乙女の森の花見台 3人までしか乗れませんよ
乙女の森の花見台 3人までしか乗れませんよ
花見台からの眺め 上からだとあんまり花は見えない。。
花見台からの眺め 上からだとあんまり花は見えない。。

カモシカ展望台へは小屋から約20分。道中はシャクナゲ満開。右に左に時には上にシャクナゲを眺められ気が抜けません笑

ピンクが濃い!
ピンクが濃い!

カモシカ展望台からは五郎山や八ヶ岳が見えます。この日は曇り空で八ヶ岳は見えませんでした。

カモシカ展望台からの眺め 中央に五郎山。 八ヶ岳は雲の中。。
カモシカ展望台からの眺め 中央に五郎山。 八ヶ岳は雲の中。。

小屋まで戻りお昼休憩。

小屋で販売されていた甘酒(100円)をいただきました。疲れた体にぴったり。甘味がエネルギーになりました。他にも十文字小屋では、名物きのこうどん、おでんなどが販売されていました。

甘酒100円!食前酒にいただきました!
甘酒100円!食前酒にいただきました!
十文字小屋 枝で作った看板が◎
十文字小屋 枝で作った看板が◎

2025年開設期間:4月下旬〜11月下旬
収容人数:80名 要予約

区分大人備考
素泊り7,500円
1泊1食9,000円
1泊2食10,500円
弁当1,000円
テント1人1,500円約20張 要予約

※詳細は十文字小屋ホームページをご確認ください。

小屋から約15分で十文字山です。せっかくなのでピークハント。残念ながら眺望はありませんでしたがこの日唯一のピークを踏むことができました。

峠から約15分で行ける十文字山(標高2071.9m) 
峠から約15分で行ける十文字山(標高2071.9m) 

峠まで戻り、毛木平へ。約1時間半ほどで駐車場まで辿り着きます。道中新緑が美しく、さわやかな緑に癒されました。

爽やかなみどり
爽やかなみどり

初夏の葉っぱ、綺麗です
初夏の葉っぱ、綺麗です

午後3時ごろの駐車場は空車もちらほら。甲武信ヶ岳まで行かれた方はもうすでに下山されているのかもしれません。

まとめ

私は休憩が多めだったので、約6時間になった今回のシャクナゲ登山。

初めて来た十文字小屋は予想を上回る数のシャクナゲでいっぱいでした。

花盛りの時期でないと見ることはできない光景に大満足の山行でした。

やっぱり旬の花は旬の時期に楽しみたいですね!

以上、あっくんでした!

満開のシャクナゲ
十文字峠のシャクナゲ、ぜひ見に行ってみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました