こんにちは、あっくんです!
北アルプス・薬師岳から五色ヶ原への縦走。絶景とお花畑に癒されながらも、2泊3日で約30kmを歩くタフな山旅でした。
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北アルプス・薬師岳〜五色ヶ原2泊3日テント泊縦走 1日目 2日目 3日目
この記事では、私が2泊3日テント泊縦走で使った装備を紹介します。
バックパックやテント、シュラフ(寝袋)などの必須アイテムに加え、快適さを左右する小物類もピックアップ。衣食住を共にした最低限の装備です。
五色ヶ原に限らず、これから中長期の縦走やテント泊を計画している方の参考になれば幸いです。
登山用バックパックとパッキング術|グレゴリー「パラゴン58L」の使用感
バックパック(グレゴリー/PARAGON)
今回の縦走登山で使ったバックパック(ポーチ含む)の総重量は、12.5kgです。
私のテント泊ザックは、グレゴリー社製のパラゴン58L(PARAGON 58L)です。
現在はモデルチェンジで58Lの展開はなく、40L・50L・60L・70Lと10L刻みで各モデルが販売されています。
パラゴンシリーズは、グレゴリーの大型ザックの中でも軽量のシリーズで、約1.6kgほどです。ULザックと比べると重たいのは当然ですが、フレームや背面・ウエストハーネスなどしっかりした作り。動きにブレが起きにくく、疲れにくい、背負うとがっちりフィットする、そんなザックです。
パッキングのコツ
パッキングは大事な作業です。コツを知っているのと知らないのでは、歩くパフォーマンスに影響します。
ザック内を4つのエリアにわけて、荷物ごとに入れていきます。
エリア | 重さ | アイテム |
奥(ザックの下) | やや重い | シュラフ(寝袋)、エアマット 着替え 夕食、バーナー |
背中に近い | 重い | テント 水、ハイドレーション |
背中から遠い | 軽い | レインウェア 防寒着 |
手前(ザックの上) 雨蓋ポケット | 軽い | 行動食 ヘッドライト エマージェンシーキット 地図 レインウェア など |
ポーチ | 軽い | 行動食 財布、カギ |
水(ハイドレーション)などの重いものは、一番下に入れると腰がすぐ疲れるので背中側に入れます。
テント泊の寝具装備|ノースフェイス「マウンテンショット」とモンベルのシュラフ
テントは一人用のダブルウォール、THE NORTH FACE「マウンテンショット1」です。

4〜5年前に購入しましたが、未だ現役。最近ノースフェイスから「マウンテンネスト」というエントリーモデルが発売されました。気になります!
シュラフは、モンベル「アルパインダウンハガー800 #3」。(現在はシームレスダウンハガー)軽いの一言。
今回の縦走ではそれほ寒くなかったので、足だけ入れてました。
マットは、NEMOの「ZOR Short」です。
ザックに外付けするクローズドセルマットも持っていますが、嵩張るので最近はこのエアマットにしています。半分の長さしかありませんが、肩から腰に敷く感じで十分。凸凹のテント場でも気になりません。
登山用クッカー・バーナー・食料|軽量装備で調理と食事を効率化
バーナーは、SOTO「アミカス」。
クッカーは、エバニュー「チタンマグポット」です。
食事はフリーズドライ中心なので、湯沸かししかバーナーは使用しません。軽量のバーナーとクッカー・シェラカップさえあれば、事足ります。
今回の食料は、白米(アルファ米)、フリーズドライ(味噌汁、雑炊)、スープ春雨、缶詰、カップ麺でした。

行動食には、スポーツ羊羹、柿の種、エナジーバー、トレイルミックス、塩分タブレット、つぶグミを、ポーチやウエストポケットのすぐ取り出せる場所に入れ携行しました。
登山ウェアとレインウェア|夏山縦走で必要な衣類まとめ
私は2泊3日以内のテント泊では、着替えることなく同じ服装で行動しています。
理由は単純。日数分の着替えを持って行くと荷物が重くなるからです。
ただしテントで過ごす時の着替え(予備の服)は持っていきます。この予備服は、ずぶ濡れになった時など行動服が着れなくなった時にも使います。
五色ヶ原の縦走で持っていったウェア類は以下のとおりです。
ロングスリーブTシャツ・トレッキングパンツ・ドライベースレイヤー・夏用グローブ・ハット・
メリノウール靴下(中厚手)

その他ウェア類 レインウェア上下、ウィンドシェル、防寒着(薄フリース、インサレーション)、サンダル
メリノウール系の靴下は必須です。ただでさえ着替えを持っていかないので笑、靴下は消臭効果のあるメリノウール一択です!
私はテント場に着くなり予備服に着替えて、着てた服をファブリーズして外に干します。雨だと干せないので嫌になっちゃいますよね。。干すと翌日の快適性が段違いです。
テント泊に必須の小物アイテム|バッテリー・ドライシャンプー・本と地図など
小物類は、重さと利用頻度で選んでいます。テント泊を始めた10年前と比べ、だいぶ洗練されました。
モバイルバッテリー(10000mAh 2個) | YAMAPログ取りに必要。2泊3日は2個あれば余裕でした。 |
ドライシャンプー | テント泊で風呂に入れないところに行く場合は、必須。シートで拭くよりも快適です! |
ボディシート | カラダはこれで拭きます。私は1回につき3枚使うので、予備を含めて7枚ジップロックに入れて持っていきました。 |
小説 | 基本、早出早着の私は午後から寝るまでの時間をまったり過ごすので、本は欠かせません。今回は新田次郎「芙蓉の人」を持っていきました。 |
山と高原地図 | 紙の地図は絶対必要です。今回持っていったのは「剱・立山」。薬師岳〜五色ヶ原の情報はバッチリです。地図を眺めながら、次の山計画を妄想します笑 |
ファーストエイド | 転ばぬ先のファーストエイド。中身は、消毒スプレー、ガーゼ、ポイズンリムーバー、テーピング、カットバン、ムヒアルファ、バンテリンなど。 |
ワイヤレスイヤホン | テント内の娯楽アイテム。スマホにダウンロードした音楽を聴いてます。今回はずっとVaundy聴いてました♪ |
ソーラーランタン | 行動中に充電できて、暗くなったら点けます。充電が無くなったら、もう寝ます笑 |
小物はそのほかにも持って行きましたが、使わないものもありました。「使わないものは持っていかない」が軽量化の基本ですね。
行ってわかったこと|持って良かった装備・不要だった装備
マクラ
単純に忘れました💦 防寒着とレインウェアをマクラ代わりにしましたが、快適性がなく夜中何度も起きました。
インサレーション(化繊フードジャケット)
天気がよく冷え込みがなかった。夏山は寒かったらレインウェアで事足ります。
まとめ|次に挑戦する人へのアドバイス

テント泊縦走は、荷物を軽くする工夫と、自分に合った装備選びがすべてだと改めて実感しました。
今回の薬師岳〜五色ヶ原は、30kmの道のりを一緒に歩んだ相棒たちがあったからこそ、最後まで楽しく歩けたと思います。
これから装備を揃える方は、ぜひ「軽さ」と「安心感」のバランスを意識して、自分だけの装備で最高の一歩を踏み出せますように!
最後までご覧いただきありがとうございました!

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