こんにちは、あっくんです!
これから登山を始めようと思ったとき、「どんな服装で登ればいいんだろう?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

登山では普段着でも歩けそうに感じるかもしれませんが、山の天気や気温は平地とは大きく違います。服装を間違えると、暑すぎたり寒すぎたりして、快適に歩けなくなってしまうこともあります。
そこで大切になるのが、登山の基本となる「レイヤリング(重ね着)」という考え方です。気温や体温に合わせて服を調整することで、快適に山を歩くことができます。
この記事では、日帰り登山をこれから始める初心者の方向けに、基本となる登山ウェアの考え方を紹介します。
具体的な商品は、初心者でも手を出しやすいブランド「モンベル」の商品を基準に解説します。
同じような機能を持つものであれば、もちろん他メーカーのものでも問題ありません。
あくまで「選び方の目安」として参考にしていただければと思います。
✅ 日帰り登山の基本の服装
✅ 登山ウェアのレイヤリングの考え方
✅ 初心者におすすめの登山ウェア(モンベル)
登山初心者の装備の記事は下記の記事で紹介しています。参考にしてみてください。
⬇️ 初心者の日帰り登山に必要な装備|モンベルで揃えられる基本ギア4選
日帰り登山の基本の服装(レイヤリング)
登山では、気温や体温の変化に対応するために「レイヤリング(重ね着)」という考え方が基本になります。
山では標高が上がるほど気温が下がり、さらに風や天気の影響も受けやすくなります。
登りでは暑く感じても、休憩中や山頂では急に寒くなることも珍しくありません。
標高が100m上がると、気温は約0.6℃下がると言われています。
こうした環境の変化に対応するために、登山では服を重ねて着て、必要に応じて脱ぎ着しながら体温を調整します。これがレイヤリングです。
登山のレイヤリングは、主に次の3つの層で考えると分かりやすいです。

| 種類 | 役割 | 商品カテゴリー |
| ベースレイヤー(肌着) | 汗を吸って素早く乾かし、体をドライに保つ役割があります。 | アンダーウェア、Tシャツ、ジップネックシャツ |
| ミドルレイヤー(中間着) | フリースなどの保温着で、体を温める役割があります。 | アクティブインサレーション、フリース |
| アウターレイヤー(外側の服) | レインウェアなどを着て、雨や風から体を守ります。 | レインウェア、ウインドシェル、ダウンジャケット、インサレーションウェア |
この3つのレイヤーを状況に応じて組み合わせることで、暑すぎず寒すぎない快適な状態を保つことができます。
また、登山では汗冷えを防ぐことがとても重要です。そのため、普段着でよく使われるコットン(綿)のTシャツはあまりおすすめできません。綿は汗を吸うと乾きにくく、体が冷えてしまうことがあるためです。
登山では、ポリエステルやウールなどの速乾性の高い素材を使ったウェアを選ぶと快適に歩くことができます。
次の章からは、それぞれのレイヤーの役割と、初心者におすすめの登山ウェアを分かりやすく紹介していきます。
登山用ベースレイヤー(速乾インナー)
ベースレイヤーは、登山で一番肌に近い場所に着るウェアです。汗を吸って素早く乾かし、体をドライな状態に保つ役割があります。
登山では長い時間歩くため、季節を問わず汗をかきます。もし汗をかいたままの状態で休憩すると、体が一気に冷えてしまうことがあります。いわゆる「汗冷え」です。
この汗冷えを防ぐために、登山では速乾性の高いベースレイヤーを選ぶことがとても大切になります。
普段着としてよく使われるコットン(綿)のTシャツは、汗を吸うと乾きにくい特徴があります。そのため登山では、ポリエステルなどの化学繊維やウール素材のベースレイヤーがおすすめです。
こうした素材は、汗を素早く乾かして体を快適な状態に保ってくれます。
初心者の方には、扱いやすく価格も比較的手頃なポリエステル素材のベースレイヤーから始めるのがおすすめです。
例えば、アウトドアブランド・モンベルの「ジオライン」シリーズは、速乾性が高く登山用インナーとして定番のモデルです。軽くて着心地もよく、日帰り登山でも使いやすいベースレイヤーです。
モンベル以外には、ザ・ノースフェイスの「エクスペディションドライドットジップハイ」も人気のベースレイヤーです。
汗を素早く拡散して乾かす構造になっており、登山やアクティビティでも快適に使えます。ジップネック仕様なので、暑いときに温度調整しやすいのも特徴です。
ベースレイヤーは登山の快適さに大きく関わるウェアです。まずは速乾性の高いインナーを1枚用意しておくと、日帰り登山でも安心して歩くことができます。
登山でコットン(綿)が向かない理由
普段着としてよく使われるコットン(綿)のTシャツは、登山ではおすすめできません。
理由はシンプルで、乾きにくいからです。
コットンは汗をよく吸う素材ですが、その分乾きにくいという特徴があります。登山では長時間歩くため、知らないうちに多くの汗をかいています。
コットンのウェアを着ていると、次のようなデメリットがあります。
- 汗を吸うと乾きにくい
- 濡れた状態が続く
- 休憩中や風の強い場所で体が冷えやすい
こうした理由から、登山では速乾性の高い素材のベースレイヤーを選ぶことが大切です。
ポリエステルなどの化学繊維やメリノウール素材のインナーであれば、汗を素早く乾かして体をドライな状態に保ってくれます。
登山では「コットンは避けた方がいい(コットンキル)」と言われることもあります。快適に登山を楽しむためにも、速乾性の高い登山用インナーを選ぶようにしましょう。
登山用ミドルレイヤー(フリース)
ミドルレイヤーは、ベースレイヤーの上に着る「保温用のウェア」です。登山では体温を保つ役割があり、寒い季節の登山や標高の高い山では特に重要になります。
登山では、歩いていると体が温まって暑く感じることがあります。しかし、休憩中や山頂では急に寒くなることも多く、体温調整が必要になります。
そんなときに役立つのがミドルレイヤーです。寒いときには着て、暑くなったら脱ぐことで、体温を調整することができます。
ミドルレイヤーとしてよく使われるのがフリースです。フリースは軽くて暖かく、通気性があり乾きやすい素材のため、登山中の温度調整がしやすいウェアです。
例えば、アウトドアブランド・モンベルのフリースは、軽量で動きやすく、日帰り登山でも使いやすいモデルが多くあります。秋や春の低山登山であれば、薄手のフリースを1枚持っていくと安心です。
また、気温が低い時期には、もう少し保温力のあるミドルレイヤー・アクティブインサレーションを選ぶこともあります。登山の季節や山の標高に合わせて、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
例えば、ミレーの「ブリーズバリヤードトイⅡジャケット」は、軽量で動きやすいアクティブインサレーションです。防風性のある素材を使っているため、風の強い稜線や肌寒い季節の登山でも体を冷やしにくいのが特徴です。通気性もあるため、歩きながら着ても蒸れにくく、行動中のミドルレイヤーとして使いやすいウェアです。
ミドルレイヤーは、常に着て歩くものではありません。ザックに入れておき、寒くなったときにすぐ着られるようにしておくのがおすすめです。
防寒着(ダウン・化繊ジャケット)
登山では、防寒着を1枚ザックに入れておくことをおすすめします。日帰りの低山でも、山頂や休憩中に体が冷えることがあるためです。
日帰りの低山登山であっても、山頂や休憩中に体が冷えることがあります。特に風が吹いていると、思った以上に寒く感じることも少なくありません。
登山では歩いていると体が温まりますが、立ち止まると体温が下がりやすくなります。そのため、すぐに羽織れる防寒着を持っておくと安心です。
登山でよく使われる防寒着には、主に次の2種類があります。
- ダウンジャケット
軽くて保温性が高く、コンパクトに収納できるのが特徴です。 - 化繊(化学繊維)ジャケット
濡れても保温力が落ちにくく、扱いやすいのが特徴です。
初心者の方には、軽くて持ち運びやすいダウンジャケットが使いやすいでしょう。コンパクトに収納できるモデルであれば、ザックの中に入れておいてもそれほど邪魔になりません。
例えば、アウトドアブランド・モンベルのダウンジャケットは軽量で暖かく、登山用の防寒着として人気があります。秋や春の低山登山であれば、こうした軽量ダウンを1枚持っていくと安心です。
防寒着は、登山中ずっと着るものではなく「寒くなったときに着るための装備」です。ザックの中に入れておき、山頂や休憩中にさっと羽織れるようにしておくと快適に登山を楽しむことができます。
登山用パンツ
登山では、動きやすく速乾性のある「登山用パンツ」を選ぶのがおすすめです。登山道では岩場や急な登り下りなど足を大きく動かす場面が多いため、動きやすいパンツが快適さに大きく関わります。
普段履いているジーンズやチノパンでも歩けそうに感じるかもしれません。しかし登山では、岩場や急な登り下りなど足を大きく動かす場面が多くあります。そのため、動きやすさを考えて作られた登山用パンツの方が快適に歩くことができます。
登山用パンツには、次のような特徴があります。
- ストレッチ性があり動きやすい
- 速乾性があり汗をかいても乾きやすい
- 軽量で長時間歩いても疲れにくい
特にジーンズなどのコットン素材のパンツは、汗や雨で濡れると乾きにくく、重くなってしまいます。そのため登山ではあまりおすすめできません。登山ではポリエステルなどの速乾素材のパンツを選ぶと快適に歩くことができます。
初心者の方には、ストレッチ性があり動きやすいトレッキングパンツがおすすめです。
例えば、アウトドアブランド・モンベルのトレッキングパンツは、軽くて動きやすく、日帰り登山でも使いやすいモデルが多くあります。春から秋の低山登山であれば、こうしたパンツを1本持っておくと安心です。
例えば、ファイントラックの「カミノパンツ」は、登山用パンツとして人気の高いモデルです。ストレッチ性が高く足を動かしやすいため、登りや段差の多い登山道でも快適に歩くことができます。また、耐久性や速乾性にも優れているため、春から秋の低山登山や日帰り登山でも使いやすいトレッキングパンツです。
登山用パンツは動きやすさと快適さに大きく関わる装備です。最初は1本でもよいので、自分に合ったトレッキングパンツを用意しておくと登山がぐっと快適になります。

登山用帽子
登山では、帽子(ハット・キャップ)をかぶって歩くのがおすすめです。
山では日差しを遮るものが少なく、特に夏の低山では強い日差しを受けることがあります。帽子をかぶることで直射日光を防ぎ、熱中症対策にもなります。
また、帽子には次のようなメリットがあります。
- 日差しを防ぐ(熱中症対策)
- 汗が目に入るのを防ぐ
- 頭部の日焼けを防ぐ
登山用の帽子としては、つばのあるキャップやハットタイプがよく使われます。直射日光を防ぎやすく、日帰り登山でも使いやすい帽子です。
アウトドアブランドの帽子は通気性や速乾性を考えて作られているため、登山でも使いやすいものが多くあります。
帽子はほぼ必須装備。日差しの強い季節の登山では特に役立つアイテムです。日帰り登山でもかぶって行くことをおすすめします。
例えば、マムートの「アクティブ・ソフトシェルキャップ」は、登山やアウトドアで使いやすい軽量キャップです。ストレッチ性のあるソフトシェル素材を使用しており、頭にフィットして動いてもズレにくいのが特徴です。通気性もよく、日差しの強い季節の登山でも快適にかぶることができます。
夏の低山では日差しが強くなるため、つばの広いハットタイプの帽子を選ぶ人も多いです。首まわりの日焼け対策にもなります。
レインウェアは必ず持っていこう
登山では、天気予報が晴れでもレインウェアを持っていくのが基本です。山の天気は変わりやすく、突然雨が降ることもあるためです。特に夏の山では、午後ににわか雨が降ることも珍しくありません。
山の天気は変わりやすく、登山中に突然雨が降ることもあります。特に夏の山では、午後ににわか雨が降ることも珍しくありません。
レインウェアは雨を防ぐだけでなく、風を防ぐ役割もあります。山頂や稜線では風が強いことも多いため、防風着としても活躍します。
また、登山用のレインウェアは防水性だけでなく、汗の蒸れを外に逃がす「透湿性」も考えて作られています。こうした機能があることで、雨の中でも快適に歩くことができます。
初心者の方は、上下セットの登山用レインウェアを用意しておくと安心です。アウトドアブランドのレインウェアであれば、防水性や耐久性も高く、登山でも使いやすいモデルが多くあります。
レインウェアについては、装備編の記事でも詳しく紹介しています。気になる方はそちらも参考にしてみてください。
⬇️ 初心者の日帰り登山に必要な装備|モンベルで揃えられる基本ギア4選
よくあるNGな服装(初心者がやりがち)
ついついやってしまう(高尾山登山であればOKな場合もありますが)、NGな服装を紹介します。
- コットンのTシャツで登る
汗を吸うと乾きにくく、体が冷えてしまう原因になります。登山では速乾性のある素材を選ぶことが大切です。 - ジーンズで登る
動きにくく、汗や雨で濡れると重くなってしまいます。登山ではストレッチ性のあるパンツの方が快適に歩けます。 - レインウェアを持っていかない
山の天気は変わりやすく、突然雨が降ることもあります。雨対策だけでなく、防風対策としてもレインウェアは必須です。 - 普段着のまま登る
一見問題なさそうに見えても、登山では動きやすさや速乾性が重要です。登山用ウェアを選ぶことで、快適さが大きく変わります。
これらの服装は街歩きでは問題ありませんが、登山では不快感やトラブルの原因になることがあります。初心者の方は、まずは基本となるウェアを意識して選ぶようにしましょう。
※標高の低いハイキングコースであれば問題ない場合もありますが、登山では注意が必要です。

登山初心者の服装で失敗しないポイント
登山では服装によって、歩きやすさや快適さが大きく変わります。初心者の方は、次のポイントを意識してウェアを選ぶと安心です。
- 速乾性のある素材を選ぶ
登山では汗をかくことが多いため、乾きにくいコットン(綿)の服はあまりおすすめできません。ポリエステルなどの速乾素材やメリノウール素材のウェアを選ぶと快適に歩くことができます。 - 重ね着(レイヤリング)を意識する
山では気温や体温が大きく変化します。ベースレイヤー、ミドルレイヤー、防寒着などを組み合わせて、暑いときは脱ぎ、寒いときは着ることで体温を調整しましょう。 - 動きやすい服装を選ぶ
登山では足を大きく上げたり、岩場を越えたりする場面もあります。ストレッチ性のある登山用パンツなど、動きやすいウェアを選ぶと快適に歩くことができます。 - 防寒着を必ず持っていく
日帰り登山でも山頂や休憩中は寒く感じることがあります。軽量のダウンや化繊ジャケットを1枚ザックに入れておくと安心です。 - レインウェアは必ず持っていく
山の天気は変わりやすいため、晴れの予報でもレインウェアを持っていくのが基本です。雨対策だけでなく、防風着としても役立ちます。
最初からすべて完璧に揃える必要はありませんが、こうしたポイントを意識してウェアを選ぶことで、登山をより快適に楽しむことができます。

まとめ
日帰り登山では、動きやすさや体温調整を考えた服装を選ぶことが大切です。
登山の基本は「レイヤリング(重ね着)」です。ベースレイヤー、ミドルレイヤー、防寒着などを組み合わせることで、気温や体温の変化に対応しながら快適に歩くことができます。
また、登山では速乾性のある素材のウェアを選ぶことも重要です。コットン(綿)の服は乾きにくいため、ポリエステルやメリノウールなどの登山用ウェアを選ぶと安心です。
最初からすべてを完璧に揃える必要はありません。まずは基本となるウェアを少しずつ揃えていくことで、登山をより快適に楽しむことができます。
これから登山を始める方は、今回紹介したウェアを参考に、自分に合った服装を準備してみてください。快適な服装を整えることで、登山をより楽しく安全に楽しむことができます。

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