こんにちは!あっくんです。
皆さんは「日本二百名山」をご存知ですか?
日本二百名山とは、日本百名山に次ぐ全国の名峰200座をまとめた山岳リストです。
深田久弥氏の日本百名山に続き、登山者の視点から選ばれた山々を含んでおり、必ずしも知名度だけで選ばれているわけではありません。

こないだ登った山、二百名山だったわよ!
こんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
三百名山制覇を目標にしている方であれば、日本二百名山を意識して登ることもあると思います。
一方で、百名山に比べるとやや地味な印象を持たれがちなのも、日本二百名山の正直な立ち位置かもしれません。

日本二百名山の大きな特徴は、必ずしも「目標として登る山」ばかりではない点です。
百名山登山の途中で立ち寄った山や、近くにあったから選んだ山が、あとから調べると二百名山だった、というケースも少なくありません。

百名山ほど混雑せず、静かな登山を楽しめる山が多い一方で、稜線歩きや大展望、健脚向けのルートなど、山としての魅力は十分です。
日本二百名山は、登山の幅を自然に広げてくれる存在だと感じています。
この記事では、日本二百名山の選定基準や百名山・三百名山との違いを整理し、エリア別の一覧表とあわせてテーマごとに日本二百名山の魅力を紹介します。
百名山や三百名山と並行して、日本二百名山を楽しみたい方の参考になれば幸いです。

日本二百名山とは?
日本二百名山は、深田久弥による『日本百名山』に続く存在として選定された、日本を代表する100の山々です。
百名山ほどの知名度はありませんが、山容の美しさや展望、自然の豊かさ、登山の満足度といった点で高く評価されている山が数多く含まれています。
百名山をひと通り登り終えた登山者の次の目標として語られることも多く、一方で、混雑を避けて静かな山歩きを楽しみたい人からも支持されています。
日本百名山・日本三百名山との違い
日本百名山は、深田久弥が自身の体験や文学的視点をもとに選定した100座で、日本で最も知名度の高い指標です。(1964年選定)
一方、日本三百名山は、百名山と二百名山を含めた、より広い範囲の名山を網羅したリストとして位置づけられています。(1978年選定)
それに対して日本二百名山は、百名山に次ぐ存在として、1984年に選定されました。
山としての完成度や登山体験の質を重視して選ばれている点が特徴です。知名度や観光性よりも、「実際に登って満足できるかどうか」が評価軸となっており、登山者目線のリストと言えます。
日本二百名山の選定基準
日本二百名山は、深田久弥の没後、その意志を継ぐ「深田クラブ」によって選定されました。
明確な数値基準が定められているわけではありませんが、主に以下のような観点が重視されています。
- 品格:厳しさか強さや美しさか、何か人を打ってくるもの
- 歴史:人間と深いかかわりを持った山
- 個性:その形体であれ、現象であれ、乃至は伝統であれ、他に無く、その山だけが具えている独自のもの
- 標高:標高1500m以上
以上3つは深田が百名山選定の時に示した基準ですが(標高の低い筑波山、開聞岳は例外)、二百名山選定にあたり「標高1500m以上」の基準は外されました。
こうして、日本百名山には選ばれなかったものの名山と呼ぶにふさわしい山=日本二百名山が選定されました。
百名山ほど混雑せず、それでいて登山の満足度は高い。
日本二百名山は、そんな“ちょうど良い名山”を数多く含んだ、実践的な指標となり現在に至ります。
エリア別一覧(8エリア紹介)
次に、日本二百名山のエリア別一覧表を掲載します。
山名・標高・難易度とともに、その特徴や登山の雰囲気も一目でわかるようにしています。
気になる山があれば、ぜひ登山計画に取り入れてみてください。
北海道エリア
| No | 山名 | 読み | 山系(山脈名) | 標高 | 難易度 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 201 | 天塩岳 | てしおだけ | 天塩山地 | 1,558m | ★★★☆☆ | 北海道北部を代表する穏やかな名峰。広い稜線と高山植物が広がり、静かな雰囲気の山歩きを楽しめる |
| 202 | 石狩岳 | いしかりだけ | 石狩山地 | 1,967m | ★★★★☆ | 大雪山系最北部に位置する重厚な山。奥深く行程も長いため、静寂を好む登山者向け |
| 203 | ニペソツ山 | にぺそつやま | 石狩山地 | 2,013m | ★★★★☆ | 急登と岩場が連続する健脚向けの山。北海道らしい雄大なスケール感で、山頂からの展望が良好 |
| 204 | カムイエクウチカウシ山 | かむいえくうちかうしやま | 日高山脈 | 1,979m | ★★★★★ | 日高山脈を代表する難峰。深い藪と長い行程が続き、確かな体力と豊富な登山経験が求められる |
| 205 | ペデカリ岳 | ぺでかりだけ | 日高山脈 | 1,736m | ★★★★★ | アプローチから困難な日高の秘峰。登山道は不明瞭で、総合的な判断力を要する上級者向けの山 |
| 206 | 夕張岳 | ゆうばりだけ | 夕張山地 | 1,668m | ★★★★☆ | 高山植物の宝庫として知られる名峰。花の時期には多彩な植生と美しい稜線歩きが存分に楽しめる。 |
| 207 | 芦別岳 | あしべつだけ | 夕張山地 | 1,726m | ★★★★☆ | 急登が続く北海道屈指の険しい山。変化に富んだ登山道が続く、登り応えのある一座 |
| 208 | 暑寒別岳 | しょかんべつだけ | 暑寒別山地 | 1,492m | ★★★☆☆ | 日本海を望む展望の良い山。初夏の花と広大な稜線が魅力で、開放感ある静かな山歩きが満喫できる。 |
| 209 | 樽前山 | たるまえさん | 支笏火山群 | 1,041m | ★★☆☆☆ | 活火山ならではの荒涼とした景観が特徴。短時間で火山地形と迫力ある景色を体感できる名所。 |
| 210 | 渡島駒ヶ岳 | おしまこまがたけ | 渡島火山群 | 1,131m | ★★★☆☆ | 馬蹄形カルデラが印象的な活火山。荒々しい火山景観と変化に富んだ展望が楽しめる |
東北エリア
| No | 山名 | 読み | 山系 | 標高 | 難易度 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 211 | 白神岳 | しらかみだけ | 白神山地 | 1,235m | ★★★☆☆ | 世界遺産・白神山地の主峰。ブナ林の美しさと、日本海まで見渡せる雄大な展望が魅力 |
| 212 | 姫神山 | ひめかみやま | 北上山地 | 1,124m | ★★☆☆☆ | 円錐形の美しい山容が特徴。短時間で登頂でき、山頂からの展望も良好な親しみやすい山 |
| 213 | 秋田駒ヶ岳 | あきたこまがたけ | 奥羽山脈 | 1,637m | ★★★☆☆ | 東北を代表する高山植物の名山。ムーミン谷周辺の花畑と変化に富んだ景観が人気 |
| 214 | 森吉山 | もりよしざん | 奥羽山脈 | 1,454m | ★★★☆☆ | 湿原と花が広がる東北の名峰。ゴンドラ利用で登りやすく、山頂からも好展望 |
| 215 | 和賀岳 | わがだけ | 奥羽山脈 | 1,440m | ★★★★☆ | 登山者の少ない静かな山。長い稜線歩きと奥深い雰囲気が続き、健脚向けの山 |
| 216 | 焼石岳 | やけいしだけ | 奥羽山脈 | 1,548m | ★★★☆☆ | 花と湿原が豊富な東北の名山。夏山シーズンには彩り豊かな高山植物が山肌を彩る。 |
| 217 | 栗駒山 | くりこまやま | 奥羽山脈 | 1,626m | ★★☆☆☆ | 紅葉の名所として名高い人気の山。なだらかな登山道が多く、初心者にも登りやすい一座。 |
| 218 | 神室山 | かむろさん | 奥羽山脈 | 1,365m | ★★★★☆ | アップダウンが続く健脚向けの山。展望の良い稜線歩きが長く続き、歩き応えが十分 |
| 219 | 以東岳 | いとうだけ | 朝日山地 | 1,771m | ★★★★☆ | 朝日連峰最奥部に位置する名峰。長い行程の先に広がる原生的な自然が残る |
| 220 | 船形山 | ふながたやま | 奥羽山脈 | 1,500m | ★★★☆☆ | 広い山頂とブナ林が美しい山。比較的静かで、落ち着いた雰囲気の山歩きが楽しめる |
| 221 | 朳差岳 | えぶりさしだけ | 飯豊山地 | 1,636m | ★★★★☆ | 飯豊連峰最奥に位置する名峰。スケールの大きな展望と深い山岳風景が印象的 |
| 222 | 会津朝日岳 | あいづあさひだけ | 朝日山地 | 1,624m | ★★★★☆ | 人里から遠い静かな名峰。長い行程の先に広がる展望が、山深さを実感できる |
| 223 | 帝釈山 | たいしゃくさん | 日光山地 | 2,060m | ★★★★☆ | 田代山湿原と組み合わせた縦走が人気。高層湿原と静かな稜線歩きが魅力の山 |
北関東・上信越エリア(日光・谷川・妙高・火打など)
| No | 山名 | 読み | 山系 | 標高 | 難易度 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 224 | 御神楽岳 | みかぐらだけ | 越後山脈 | 1,386m | ★★★★☆ | 深いブナ林と急峻な地形が特徴の秘峰。登山者も少なく、静寂に包まれた山歩きを楽しめる。 |
| 225 | 二王子岳 | にのうじだけ | 越後山脈 | 1,420m | ★★★☆☆ | 日本海側の展望に優れる名峰。なだらかな稜線と残雪期の美しい景観が印象的な山 |
| 226 | 守門岳 | すもんだけ | 越後山脈 | 1,537m | ★★★☆☆ | 広大な山頂部とブナ林が魅力の山。残雪期の展望と開放感ある稜線歩きが楽しめる。 |
| 227 | 荒沢岳 | あらさわだけ | 越後山脈 | 1,969m | ★★★★★ | 険しい岩稜と長い行程が続く難峰。確かな体力と登山経験が求められる上級者向けの山。 |
| 228 | 中ノ岳 | なかのだけ | 越後山脈 | 2,085m | ★★★★☆ | 越後駒ヶ岳と向かい合う重厚な山容。縦走では長い稜線歩きが続き、山深さを実感できる一座 |
| 229 | 八海山 | はっかいさん | 越後山脈 | 1,778m | ★★★★☆ | 鎖場と岩稜が連続する信仰の山。スリルある登山と変化に富んだ展望が魅力 |
| 230 | 仙ノ倉山 | せんのくらやま | 谷川連峰 | 2,026m | ★★★☆☆ | 谷川連峰の最高峰。なだらかな稜線と高山的な景観が広がる人気の縦走ルート。 |
| 231 | 佐武流山 | さぶりゅうやま | 越後山脈 | 2,191m | ★★★★★ | アプローチが非常に長い奥深い名峰。原生的な自然と静寂が魅力の健脚向けルート。 |
| 232 | 鳥甲山 | とりかぶとやま | 上信越高原 | 2,038m | ★★★★☆ | 国境稜線に位置する展望の山。縦走路からの眺めと高山的な雰囲気が、歩くほどに魅力を増す |
| 233 | 白砂山 | しらすなやま | 上信越高原 | 2,140m | ★★★★☆ | 国境稜線に位置する展望の山。縦走路からの眺めと高山的雰囲気が大きな魅力。 |
| 234 | 岩菅山 | いわすげやま | 志賀高原 | 2,295m | ★★★☆☆ | 志賀高原を代表する名峰。緩やかな稜線と広がりのある展望が印象的な山 |
| 235 | 戸隠山 | とがくしやま | 戸隠連峰 | 1,904m | ★★★★☆ | 鎖場と岩稜が連続する信仰の山。スリリングな登山と独特の山岳景観が魅力 |
| 236 | 黒姫山 | くろひめやま | 妙高連峰 | 2,053m | ★★★☆☆ | 独立峰らしい端正な山容。ブナ林と展望に恵まれ、登りやすさと好景観を高い次元で両立する名峰 |
| 237 | 飯縄山 | いいづなやま | 妙高連峰 | 1,917m | ★★★☆☆ | 信仰の歴史を持つ里山的名峰。展望と静かな雰囲気を併せ持つ、親しみやすい山。 |
| 238 | 女峰山 | にょほうさん | 日光山地 | 2,483m | ★★★★☆ | 鋭い山容が印象的な日光の名峰。急登が連続し、体力と持久力を要する登山となる。 |
| 239 | 榛名山 | はるなさん | 上毛三山 | 1,449m | ★★☆☆☆ | カルデラ地形と湖を抱く火山群。変化に富んだ景観を気軽に楽しめる山域 |
| 240 | 妙義山 | みょうぎさん | 妙義山塊 | 1,104m | ★★★★☆ | 奇岩が連なる日本有数の岩峰群。鎖場主体のスリリングな登山が最大の特徴。 |
| 241 | 荒船山 | あらふねやま | 西上州 | 1,423m | ★★☆☆☆ | 巨大なテーブル状の山容が特徴。断崖上の展望台から望む景色は迫力があり、インパクト大 |
| 242 | 浅間隠山 | あさまかくしやま | 浅間山周辺 | 1,756m | ★★★☆☆ | 浅間山の展望に優れる山。静かな登山道と山頂からの雄大な眺めが、落ち着いた魅力を放つ |
北アルプス・八ヶ岳エリア
| No | 山名 | 読み | 山系 | 標高 | 難易度 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 243 | 毛勝山 | けかちやま | 北アルプス | 2,415m | ★★★★★ | 急登と長い行程が続く北アルプス屈指の難峰。残雪期の鋭い展望と厳しさで知られる健脚向けの山。 |
| 244 | 雪倉岳 | ゆきくらだけ | 北アルプス | 2,611m | ★★★★☆ | 白馬連峰北部に位置する穏やかな名峰。高山植物が豊富で、雄大な稜線歩きを楽しめる縦走向きの山。 |
| 245 | 奥大日岳 | おくだいにちだけ | 立山連峰 | 2,606m | ★★★☆☆ | 立山三山を間近に望む展望の良い山。比較的静かな稜線歩きが続き、落ち着いた山行が楽しめる。 |
| 246 | 針ノ木岳 | はりのきだけ | 後立山連峰 | 2,821m | ★★★★☆ | 急峻な針ノ木峠越えが核心となる本格登山。雪渓と稜線からの展望が印象的な後立山の名峰。 |
| 247 | 赤牛岳 | あかうしだけ | 北アルプス | 2,864m | ★★★★★ | 北アルプス最奥部に構える重厚な山容。長大な縦走路の末に立つ、体力と計画力を要する名峰。 |
| 248 | 烏帽子岳 | えぼしだけ | 後立山連峰 | 2,628m | ★★★★☆ | 山名通りの特徴的な山容を持つ名峰。縦走路上からの展望が素晴らしく、存在感の強い一座。 |
| 249 | 燕岳 | つばくろだけ | 北アルプス | 2,763m | ★★★☆☆ | 花崗岩の白い稜線が美しい北アルプスの代表格。入門者にも人気が高く、景観の良さが際立つ。 |
| 250 | 大天井岳 | おてんしょうだけ | 北アルプス | 2,922m | ★★★☆☆ | 槍ヶ岳を正面に望む展望の要所。なだらかな稜線と広い山頂が特徴で、縦走の中継点として人気 |
| 251 | 餓鬼岳 | がきだけ | 北アルプス | 2,647m | ★★★★★ | 急登と長距離行程が続く健脚者向けの難峰。静かな山域に深い山岳感が漂う、通好みの一座。 |
| 252 | 有明山 | ありあけやま | 北アルプス | 2,268m | ★★★★☆ | 北アルプス南部に独立してそびえる山。急登が多く、標高以上に体力を要する登り応えのある山。 |
| 253 | 霞沢岳 | かすみざわだけ | 北アルプス | 2,646m | ★★★★☆ | 上高地を眼下に見下ろす展望の良い山。岩稜と急登が連続し、変化に富んだ登山が楽しめる。 |
| 254 | 天狗岳 | てんぐだけ | 八ヶ岳 | 2,646m | ★★★☆☆ | 八ヶ岳を代表する岩峰。岩稜歩きと高山的雰囲気を比較的手軽に味わえる人気の高い山。 |
| 255 | 御座山 | おぐらさん | 関東山地 | 2,112m | ★★★☆☆ | 奥秩父最奥部に位置する静かな名峰。原生林に包まれた山深い雰囲気と落ち着いた登山が魅力。 |
関東周辺エリア(丹沢・奥多摩・秩父など)
| No | 山名 | 読み | 山系 | 標高 | 難易度 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 256 | 茅ヶ岳 | かやがたけ | 奥秩父 | 1,704m | ★★★☆☆ | 八ヶ岳に似た山容から“ニセ八ツ”と呼ばれる山。山頂からの展望が良く、親しみやすい一座。 |
| 257 | 武甲山 | ぶこうさん | 秩父山地 | 1,304m | ★★☆☆☆ | 石灰岩採掘による独特の山容が特徴。展望と信仰、産業史が重なる秩父を象徴する名峰。 |
| 258 | 大岳山 | おおだけさん | 奥多摩 | 1,266m | ★★☆☆☆ | 奥多摩を代表する人気の山。参道と山道が交差し、歴史と自然を同時に味わえる親しみやすい山。 |
| 259 | 乾徳山 | けんとくさん | 奥秩父 | 2,031m | ★★★☆☆ | 岩場と鎖場が連続する修験の山。変化に富んだルート構成で、達成感のある登山が楽しめる。 |
| 260 | 白石山(和名倉山) | しろいしやま(わなくらやま) | 奥秩父 | 2,036m | ★★★★☆ | 奥秩父最奥部にそびえる静かな名峰。長い行程と深い山岳感が特徴で、健脚向けの一座。 |
| 261 | 三ツ峠山 | みつとうげやま | 御坂山地 | 1,785m | ★★☆☆☆ | 富士山の展望で名高い人気の山。岩場や高山植物も楽しめ、観光と登山が両立する名所。 |
| 262 | 御正体山 | みしょうたいやま | 道志山塊 | 1,681m | ★★★☆☆ | 道志山塊の主峰。樹林帯中心の静かな登山が続き、落ち着いた雰囲気の山歩きを楽しめる。 |
| 263 | 毛無山 | けなしやま | 富士山周辺 | 1,964m | ★★★☆☆ | 富士山を間近に望む展望の良い山。急登と緩急のある登山道が続き、歩き応えも十分である。 |
| 264 | 愛鷹山 | あしたかやま | 愛鷹連峰 | 1,504m | ★★☆☆☆ | 富士山南麓に広がる火山群の総称。穏やかな登山道と森林歩きが中心で、展望も楽しめる。 |
中央・南アルプスエリア
| No | 山名 | 読み | 山系 | 標高 | 難易度 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 265 | 経ヶ岳 | きょうがたけ | 中央アルプス | 2,296m | ★★★☆☆ | 中央アルプス北端に位置する静かな山。深い森と稜線歩きが魅力で、展望と奥深い雰囲気を併せ持つ一座。 |
| 266 | 南駒ヶ岳 | みなみこまがたけ | 中央アルプス | 2,841m | ★★★★☆ | 空木岳から続く主稜線上の名峰。荒々しい岩稜と高山的景観が続き、縦走で真価を発揮する山。 |
| 267 | 安平路山 | あんぺいじやま | 伊那山地 | 2,363m | ★★★★☆ | 人里離れた伊那山地の奥深い山。長いアプローチと静寂の稜線が印象的な玄人好みの一座。 |
| 268 | 小秀山 | こひでやま | 飛騨山脈南部 | 1,982m | ★★★☆☆ | 滝や岩場が連続する変化に富んだ登山道。展望と冒険感を同時に味わえる中級者向けの山。 |
| 269 | 鋸岳 | のこぎりだけ | 南アルプス前衛 | 2,685m | ★★★★★ | 鋭い岩稜が続く南アルプス前衛の難峰。体力とルート判断が求められる緊張感ある登山。 |
| 270 | 農鳥岳 | のうとりだけ | 南アルプス | 3,026m | ★★★★☆ | 白峰三山の一角を成す三千メートル峰。広大な稜線と圧倒的スケールを誇る南アルプスの核心部。 |
| 271 | 上河内岳 | かみこうちだけ | 南アルプス | 2,803m | ★★★★☆ | 深南部に位置する静かな名峰。長大な行程と原始的な山容が、南アルプスらしさを物語る。 |
| 272 | 櫛形山 | くしがたやま | 南アルプス前衛 | 2,052m | ★★★☆☆ | 南アルプス前衛に広がるなだらかな高原状の山。原生林と花の多さが印象的な癒やしの一座。 |
| 273 | 七面山 | しちめんざん | 南アルプス前衛 | 1,989m | ★★★☆☆ | 信仰の山として知られる霊峰。長い参道と静かな山頂からの富士山展望が魅力である。 |
| 274 | 笊ヶ岳 | ざるがたけ | 南アルプス | 2,629m | ★★★★★ | 南アルプス屈指の難関峰。急峻な地形と長時間行動が続き、熟練者向けの山 |
| 275 | 池口岳 | いけぐちだけ | 南アルプス | 2,392m | ★★★★★ | 深南部の最奥に位置する秘峰。圧倒的な行動時間と静寂に包まれた山 |
| 276 | 大無間山 | だいむげんざん | 南アルプス | 2,329m | ★★★★★ | 名の通り果てしない行程を要する深南部の山。原生林と孤高感に満ちた上級者向けの一座。 |
白山周辺・近畿・中国エリア
| No | 山名 | 読み | 山系 | 標高 | 難易度 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 277 | 金剛堂山 | こんごうどうざん | 両白山地 | 1,650m | ★★★☆☆ | 残雪期登山で知られる北陸の名峰。穏やかな山容と展望の良さで季節を問わず人気が高い。 |
| 278 | 笈ヶ岳 | おいずるがたけ | 両白山地 | 1,841m | ★★★★☆ | 白山奥部に位置する深山。長い林道歩きと静かな稜線が、冒険的な雰囲気を強く演出する。 |
| 279 | 能郷白山 | のうごうはくさん | 両白山地 | 1,617m | ★★★☆☆ | 美濃の名峰として親しまれる独立峰。変化に富む登山道と山頂からの大展望が魅力である。 |
| 280 | 位山 | くらいやま | 飛騨高地 | 1,529m | ★★☆☆☆ | 古来より信仰を集めた歴史ある山。なだらかな登山道と静かな森歩きが心地よい一座。 |
| 281 | 大日ヶ岳 | だいにちがたけ | 両白山地 | 1,709m | ★★★☆☆ | 高原的な広がりを持つ穏やかな山。展望と湿原風景が美しく、初心者にも親しみやすい。 |
| 282 | 御在所岳 | ございしょだけ | 鈴鹿山脈 | 1,212m | ★★★☆☆ | 奇岩と展望に富む鈴鹿の代表格。ロープウェイ利用も可能で四季を通じて賑わう名山。 |
| 283 | 武奈ヶ岳 | ぶながたけ | 比良山地 | 1,214m | ★★★☆☆ | 比良山地最高峰。ブナ林と開放的な山頂が印象的で、関西屈指の人気を誇る名峰。 |
| 284 | 金剛山 | こんごうさん | 金剛山地 | 1,125m | ★★☆☆☆ | 大阪近郊の代表的な山。多彩な登山道と通年登山が可能な点で多くの登山者に親しまれる。 |
| 285 | 釈迦ヶ岳 | しゃかがたけ | 紀伊山地 | 1,800m | ★★★★☆ | 紀伊山地の奥深くにそびえる名峰。険しい地形と原生的な雰囲気が登山者を魅了する。 |
| 286 | 伯母子岳 | おばこだけ | 紀伊山地 | 1,344m | ★★★☆☆ | なだらかな稜線が続く紀伊山地の山。静かな山歩きと山頂からの展望が心地よい。 |
| 287 | 氷ノ山 | ひょうのせん | 中国山地 | 1,510m | ★★★☆☆ | 中国地方最高峰。ブナ林と広々とした稜線が美しく、四季折々の自然が楽しめる名山。 |
| 288 | 上蒜山 | かみひるぜん | 中国山地 | 1,202m | ★★☆☆☆ | 蒜山三座の最高峰。草原状の山容と牧歌的風景が広がり、気軽に展望を楽しめる山。 |
| 289 | 三瓶山 | さんべさん | 中国山地 | 1,126m | ★★☆☆☆ | 火山地形が特徴的な独立峰。草原と池塘が点在し、のんびり周回登山を楽しめる名所。 |
四国・九州エリア
| No | 山名 | 読み | 山系 | 標高 | 難易度 | コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 290 | 三嶺 | みうね | 四国山地 | 1,893m | ★★★★☆ | 四国屈指の展望を誇る名峰。笹原の稜線と山頂からの大パノラマが登山者を魅了する。 |
| 291 | 東赤石山 | ひがしあかいしやま | 四国山地 | 1,706m | ★★★★☆ | 赤石山系を代表する岩山。岩稜歩きと高山的景観が特徴で、四国随一の名ルートを持つ。 |
| 292 | 笹ヶ峰 | ささがみね | 四国山地 | 1,859m | ★★★☆☆ | 笹原に覆われた穏やかな山容。石鎚連峰の展望台として知られ、開放感ある稜線が魅力。 |
| 293 | 英彦山 | ひこさん | 九州山地 | 1,199m | ★★★☆☆ | 修験道の霊山として名高い山。歴史的建造物と深い森が織りなす独特の雰囲気が印象的。 |
| 294 | 雲仙岳 | うんぜんだけ | 雲仙火山群 | 1,359m | ★★☆☆☆ | 火山活動の痕跡を色濃く残す山域。普賢岳を中心に荒涼とした景観と展望が広がる。 |
| 295 | 由布岳 | ゆふだけ | 九重連山周辺 | 1,584m | ★★★☆☆ | 双耳峰が美しい九州の名峰。草原と火山地形が調和し、登山と展望を気軽に楽しめる。 |
| 296 | 大崩山 | おおくえやま | 九州山地 | 1,643m | ★★★★★ | 九州屈指の難関ルートを持つ山。岩稜と渓谷が連続し、スリリングな登山が楽しめる |
| 297 | 市房山 | いちふさやま | 九州山地 | 1,722m | ★★★☆☆ | 九州中央部にそびえる名峰。ブナ林と穏やかな稜線が美しく、展望にも恵まれている。 |
| 298 | 高千穂峰 | たかちほのみね | 霧島山 | 1,574m | ★★★☆☆ | 天孫降臨神話の舞台として知られる霊峰。火山地形と展望が印象的な歴史ある山。 |
| 299 | 尾鈴山 | おすずやま | 九州山地 | 1,405m | ★★★★☆ | 深い森と急登が続く奥深い山。人が少なく、原生的な自然を味わえる静かな一座。 |
| 300 | 桜島 | さくらじま | 霧島山周辺 | 1,117m | ★★☆☆☆ | 現在も活動を続ける活火山。独特の荒涼感と錦江湾越しの景観が強烈な印象を残す。 |
実際に登って「挑戦しやすい」と感じた日本二百名山
日本二百名山というと、「百名山より難しい山が多そう」「経験者向けの世界」という印象を持つ人も少なくありません。
しかし実際には、登山道がよく整備され、日帰りや短時間で楽しめる山も多く含まれています。
ここでは、私が実際に登った中から、登山経験が浅くても比較的挑戦しやすいと感じた日本二百名山を紹介します。
三ツ峠山(山梨県)

富士山の展望で知られる三ツ峠山は、アクセスの良さと登りやすさが魅力の一座です。
富士山も近いので山頂からの眺めは圧巻(私が登った時は雲隠れでしたが😭)。
「短時間でも達成感を得たい人」に向いた二百名山です。

櫛形山(山梨県)

南アルプス前衛に位置する櫛形山は、標高のわりに穏やかな登山道が続く山です。
頂上に一番近い池の茶屋登山口からは約1時間で櫛形山頂上に辿り着きます。途中には南アルプスや富士山を眺められるベンチがあり展望を楽しむことができます。

三瓶山(島根県)

なだらかな火山地形が特徴の三瓶山は、登山というより高原散策に近い感覚で歩けます。
複数のピークを巡る周回コースも分かりやすく、展望と開放感を同時に楽しめます。
西日本の二百名山の中でも、初級者が挑戦しやすい代表的な山です。

由布岳(大分県)

「豊後富士」とも呼ばれる由布岳は、円錐形の美しい山容が印象的です。
登山道はよく踏まれており、ルートも明快。山頂直下には岩場がありますが、慎重に進めば問題ありません。
観光地に近い立地ながら、本格的な登山気分も味わえるバランスの良い一座です。

栗駒山(宮城県・岩手県)

草原と緩やかな稜線が広がる栗駒山は、登山初心者にもおすすめしやすい二百名山です。
複数の登山口があり、体力や経験に応じてルートを選べます。
特に紅葉期の景観は素晴らしく、「気持ちよく歩ける山」として強く印象に残りました。

実際に登って「登りごたえがある」と感じた日本二百名山
日本二百名山には、決して気軽とは言えない山も数多く含まれています。
長い行動時間、急登や岩場、静かな山域特有の緊張感など、登って初めて分かる「手応え」があります。
ここでは筆者が実際に登った中から、“登りごたえのある”日本二百名山を紹介します。
笊ヶ岳(山梨県)

笊ヶ岳は、日本二百名山の中でも特に行程の長さが印象に残る山です。
登山口から山頂まで距離があり、標高差も大きく、体力配分が非常に重要になります。
山深さを強く感じる一座で、「簡単ではない二百名山」を実感した山でした。

戸隠山(長野県)

戸隠山は、鎖場や岩稜が連続するスリリングな山です。
高度感のある区間が続き、慎重な足運びと冷静な判断が求められます。
技術的な要素が強く、「歩く」というより「登る」感覚が際立つ二百名山です。

農鳥岳(山梨県・静岡県)

南アルプス深部に位置する農鳥岳は、標高だけでなく行動時間の長さが大きな特徴です。
稜線に出てからもアップダウンが続き、天候や体調管理の重要性を痛感しました。
百名山経験者でも気を抜けない、本格的な縦走登山の一座です。

三嶺(徳島県・高知県)

三嶺は、距離・累積標高ともに数字以上の厳しさを感じる山です。
登山道は比較的整備されていますが、登り返しが多く、体力を削られます。
静かな山域ならではの緊張感があり、登頂時の達成感は格別でした。

実際に登って「展望が素晴らしかった」日本二百名山
日本二百名山には、登りごたえや静けさだけでなく、
「この景色を見るために登った」と思える山が数多くあります。
ここでは筆者が実際に登った中から、
山頂や稜線での展望が特に印象に残った日本二百名山を紹介します。
栗駒山(宮城県・岩手県・秋田県)

栗駒山は、山頂付近に広がる穏やかな地形と、360度の大展望が魅力の山です。
天候に恵まれると、奥羽山脈の山並みがゆるやかに連なり、視界いっぱいに広がります。
「東北の山は広い」と感じさせてくれる、開放感あふれる一座でした。

高千穂峰(宮崎県・鹿児島県)

高千穂峰は、火山ならではの荒々しい地形と、遠くまで見渡せる展望が印象的です。
山頂からは霧島連山はもちろん、条件が良ければ桜島まで望めます。
神話の舞台として知られる山ですが、景色そのものにも強い存在感があります。


三嶺(徳島県・高知県)

三嶺の魅力は、山頂に立った瞬間に広がる静かで雄大な展望です。
周囲に高い人工物がなく、四国山地の稜線が幾重にも重なって見えます。
風の音だけが響く空間で、景色と向き合う時間が深く印象に残りました。

毛無山(山梨県・静岡県)

毛無山は、富士山を間近に望める展望の良さが際立つ山です。
山頂からの富士山は遮るものがなく、正面にどっしりと構えています。
短時間でこれだけの景色に出会える点も、大きな魅力だと感じました。


まとめ|日本二百名山は「気づいたら登っている山」
日本二百名山は、日本百名山のように「最初から目標にして登る山」ではないことが多いと感じています。
百名山を目指して遠征したついでに登った山、近くにあったから何気なく選んだ山、気がついたら「ここ、二百名山だったんだ」と後から知る山。
そんな出会い方が自然に起きるのが、日本二百名山の特徴です。

百名山の“隙間”にある、ちょうどいい山たち
百名山ほど混雑せず、かといって無名すぎるわけでもない。
日本二百名山には、登山としての満足感と、静かな時間の両方が残る山が多くあります。
今回紹介した山も、展望が素晴らしい山、登りごたえのある山、そして静かに歩けた山と、実に表情豊かでした。

二百名山は「数」を集めなくてもいい
二百名山は、必ずしも「完登」を目指して登る必要はないと思っています。
いろいろな山を登っていく中で、結果的に二百名山が増えていく。
そんな向き合い方が、いちばん自然です。
百名山と並行して登るもよし、地域の山を楽しむ中で出会うもよし。

次の一座が、たまたま二百名山かもしれない
この記事をきっかけに、「この山、二百名山なんだ」と知るだけでも十分です。
次に登る予定の山が、たまたま日本二百名山だった。そんな登山が、きっといちばん楽しい。
日本二百名山は、登山の幅を静かに広げてくれる存在だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!


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