⑦ コルで昼食、最後の登り、そして登頂
鋸岳へ最後の登りの手前、コルでお昼ごはん。
同行者はここに荷物をデポして空身で。 私は……荷物を背負ったまま行きました(笑)
最後の登りでは、さらに花。


コイワザクラ(クモイコザクラ)。 初めて見ました。
私は「やけに大きいハクサンコザクラだな」と思ったんです。
帰って調べてみるとコイワザクラだとわかりました。
クモイコザクラは、コイワザクラの変種で葉先が鋭く切れ込んでいるのが特徴だそう。
比較してないので断定はできませんが、南アルプスや八ヶ岳で見られるそうなので「クモイコザクラ」なのかもしれません。
岩場にひっそり咲く姿が、なんとも健気。


そして——
鋸岳、登頂。

山梨百名山“四天王”のひとつに、ついに立ちました。
⑧ 山頂の大展望と、“鋸岳に集う人たち”
山頂には、なんと15人ほど。 こんな難峰に、これだけの人が集まるとは。
景色は、文句なしの大パノラマ。
まずは、お隣の盟主甲斐駒ヶ岳。

近い。どっしり。とにかく、かっこいい。

北岳・間ノ岳・仙丈ヶ岳。 そして雨乞岳の水晶ナギの白砂、遠くには塩見岳まで。



写真を撮ってもらったり、撮らせてもらったり。 気づけば、30分も山頂で楽しんでいました。
ちなみに、山頂から甲斐駒方面へ向かうバリルートの途中に「鹿窓」というポイントが。
往復1時間ほどで行けるそうですが——
鎖場だし、疲れてるし、そもそも計画に入れてなかったので、今回はパス。 (また、いつか)

そして、この鋸岳で一番印象に残ったこと。
山頂にいた10人ほどは、どうやら同じ団体さん。
でも、初対面の私たちにも、みんなフランクに話しかけてくれるんです。
「おつかれさまでした」
「写真、撮りますよ」「もちろんです」
「甲斐駒、かっこいいですね 」「塩見岳も見れるんですね」
何気ない会話なのに、やけに楽しい。
思うんです。 他の山頂だと、ここまで意気投合しない気がする。
鋸岳に来るような“ちょっと変わった山好きたち”だから、きっと気が合うんでしょう😆
初対面でこの一体感。いいなあ、と。
⑨ 長い下山、山談義、そして“自転車のごほうび”
名残惜しさを抱えつつ、下山開始。

帰りは急坂下り、アップダウン。 三角点からは、登ってきた急登が、そのまま急下降に。
長い。とにかく、長い。

横岳は、もちろんパス(笑)。 ログハウスまでの道のりも、これまた長かった。
でも、ここで救世主が。
ログハウスのあたりから、女性2人組と山談義をしながら一緒に下山。
おかげで、退屈な下りがあっという間でした。

そして—— ついに、あの場所へ戻ってきました。
3.5km地点。デポしておいた、自転車。
ここからは、下り坂。
ペダルを踏まなくても、進む。 進む、進む。
楽々!
さっき山談義していた2人組も、あっという間に追い抜いて(笑)

気持ちいい——!! 🚲💨
行きはあんなに恨んだ自転車。 押してきた苦労が、すべて報われた瞬間でした。
苦労して運んでよかった。 仲間のアドバイス、大正解でした。
まとめ|“手強い” けど “登れる”
腰が重かった私を、仲間が連れ出してくれた、山梨百名山の四天王・鋸岳。
急登は、噂どおりしんどかった。
岩場は、三点支持とヘルメットで慎重に。
ルートロストでは、「自分でも地図を確認する」大切さを思い出し。
山頂では、見知らぬ人たちと笑い合い。 そして帰りの自転車で、苦労が報われる。
ひとつの山に、これだけの物語が詰まっていました。
山は、ひとりでも行ける。
でも、誰かと行くと、もっと遠くまで行ける。
そんなことを、教えてもらった一日でした。
四天王に挑むあなたへ。
ペースを守って、岩場は慎重に。
ヘルメットをお忘れなく。
そして、帰りの林道には——できれば、自転車を。😉
山は、逃げません。 だからこそ、登れる日に、登れる山へ。
次の一座で、また会いましょう!
<個人的な記録>
ちなみに——この鋸岳で、私の山梨百名山は97座目になりました。
完登まで、もう少し。


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