鋸岳 日帰り登山|山梨百名山“四天王”の急登と岩場・富士川源流ルート

登山日記

⑦ コルで昼食、最後の登り、そして登頂

鋸岳へ最後の登りの手前、コルでお昼ごはん。

同行者はここに荷物をデポして空身で。 私は……荷物を背負ったまま行きました(笑)

最後の登りでは、さらに花。

ハクサンイチゲ!ここで見れるとは☺️(鋸岳山頂付近で撮影)
ハクサンイチゲ!ここで見れるとは☺️
コイワザクラ(クモイコザクラ)(鋸岳山頂付近で撮影)
コイワザクラ(クモイコザクラ)

コイワザクラクモイコザクラ)。 初めて見ました。

私は「やけに大きいハクサンコザクラだな」と思ったんです。

帰って調べてみるとコイワザクラだとわかりました。

クモイコザクラは、コイワザクラの変種で葉先が鋭く切れ込んでいるのが特徴だそう。

比較してないので断定はできませんが、南アルプスや八ヶ岳で見られるそうなので「クモイコザクラ」なのかもしれません。

岩場にひっそり咲く姿が、なんとも健気。

コイワザクラ(クモイコザクラ)この時期しか出会いない、貴重な花です(鋸岳山頂付近で撮影)
この時期しか出会えない、貴重な花です

▼ 花を目当てに山を歩くなら、「お花畑が美しい夏山ベスト5」もおすすめです。
鋸岳のような険しい山とはまた違った、花を楽しむ山旅を紹介しています。

山頂まで、すぐそこまで来ました(鋸岳山頂付近で撮影)
山頂まで、すぐそこまで来ました

そして——

鋸岳、登頂。

長かった!ようやく山頂⛰️(鋸岳山頂付近で撮影)
長かった!ようやく山頂⛰️

山梨百名山“四天王”のひとつに、ついに立ちました。


⑧ 山頂の大展望と、“鋸岳に集う人たち”

山頂には、なんと15人ほど。 こんな難峰に、これだけの人が集まるとは。

景色は、文句なしの大パノラマ。

まずは、お隣の盟主甲斐駒ヶ岳。

甲斐駒ヶ岳 かっこいい!(鋸岳山頂で撮影)
甲斐駒ヶ岳 かっこいい!

近い。どっしり。とにかく、かっこいい。

見惚れますね、甲斐駒♥️(鋸岳山頂で撮影)
見惚れますね、甲斐駒♥️

北岳・間ノ岳・仙丈ヶ岳。 そして雨乞岳の水晶ナギの白砂、遠くには塩見岳まで。

北岳〜間ノ岳(左) 右には仙丈ヶ岳(鋸岳山頂で撮影)
北岳〜間ノ岳(左) 右には仙丈ヶ岳 
北を見ると雨乞岳 右の白砂地帯は「水晶ナギ」と呼ばれてます(鋸岳山頂で撮影)
北を見ると雨乞岳 右の白砂地帯は「水晶ナギ」と呼ばれてます
仙丈ヶ岳の左にこっそり塩見岳(鋸岳山頂で撮影)
仙丈ヶ岳の左にこっそり塩見岳

▼ 北岳方面の花の山旅は、「キタダケソウを見に行った北岳登山」でも紹介しています。


写真を撮ってもらったり、撮らせてもらったり。 気づけば、30分も山頂で楽しんでいました。

ちなみに、山頂から甲斐駒方面へ向かうバリルートの途中に「鹿窓」というポイントが。

往復1時間ほどで行けるそうですが——

鎖場だし、疲れてるし、そもそも計画に入れてなかったので、今回はパス。 (また、いつか)

「第一高点」と記された標柱は横たわってました(鋸岳山頂で撮影)
「第一高点」と記された標柱は横たわってました

そして、この鋸岳で一番印象に残ったこと。

山頂にいた10人ほどは、どうやら同じ団体さん。

でも、初対面の私たちにも、みんなフランクに話しかけてくれるんです。

「おつかれさまでした」

「写真、撮りますよ」「もちろんです」

「甲斐駒、かっこいいですね 」「塩見岳も見れるんですね」

何気ない会話なのに、やけに楽しい。

思うんです。 他の山頂だと、ここまで意気投合しない気がする。

鋸岳に来るような“ちょっと変わった山好きたち”だから、きっと気が合うんでしょう😆

初対面でこの一体感。いいなあ、と。


⑨ 長い下山、山談義、そして“自転車のごほうび”

名残惜しさを抱えつつ、下山開始。

登った分だけ、降ります😢(鋸岳から横岳峠の間で撮影)
登った分だけ、降ります😢

帰りは急坂下り、アップダウン。 三角点からは、登ってきた急登が、そのまま急下降に。

長い。とにかく、長い。

行きの時はキツくて見れてなかった、苔たち(鋸岳から横岳峠の間で撮影)
行きの時はキツくて見れてなかった、苔たち

横岳は、もちろんパス(笑)。 ログハウスまでの道のりも、これまた長かった。

でも、ここで救世主が。

ログハウスのあたりから、女性2人組と山談義をしながら一緒に下山。

おかげで、退屈な下りがあっという間でした。

長い林道の崩壊地💧(釜無川林道で撮影)
長い林道の崩壊地💧

そして—— ついに、あの場所へ戻ってきました。

3.5km地点。デポしておいた、自転車。

ここからは、下り坂。

ペダルを踏まなくても、進む。 進む、進む。

楽々!

さっき山談義していた2人組も、あっという間に追い抜いて(笑)

自転車、爽快!楽ちん😆(釜無川林道で撮影)
自転車、爽快!楽ちん😆

気持ちいい——!! 🚲💨

行きはあんなに恨んだ自転車。 押してきた苦労が、すべて報われた瞬間でした。

苦労して運んでよかった。 仲間のアドバイス、大正解でした。


まとめ|“手強い” けど “登れる”

腰が重かった私を、仲間が連れ出してくれた、山梨百名山の四天王・鋸岳

急登は、噂どおりしんどかった。

岩場は、三点支持とヘルメットで慎重に。

ルートロストでは、「自分でも地図を確認する」大切さを思い出し。

山頂では、見知らぬ人たちと笑い合い。 そして帰りの自転車で、苦労が報われる。

ひとつの山に、これだけの物語が詰まっていました。

山は、ひとりでも行ける。

でも、誰かと行くと、もっと遠くまで行ける。

そんなことを、教えてもらった一日でした。

四天王に挑むあなたへ。
ペースを守って、岩場は慎重に。
ヘルメットをお忘れなく。
そして、帰りの林道には——できれば、自転車を。😉

山は、逃げません。 だからこそ、登れる日に、登れる山へ。

次の一座で、また会いましょう!

<個人的な記録>
ちなみに——この鋸岳で、私の山梨百名山は97座目になりました。
完登まで、もう少し。

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