沢渡駐車場から上高地へのアクセスガイド|始発バスの切符・混雑・料金を実体験で解説

沢渡駐車場から上高地へ アクセスガイド 山まとめ

上高地へ、始発のバスで入りたい!

でも、沢渡の駐車場はどこに停めればいいのか。

切符はどこで買って、何時から並べば乗れるのか。

2026年10月の三連休初日、私は涸沢へ向かうために、沢渡から始発のバスに乗りました。

深夜0時に駐車場へ入ったとき、切符売り場の前には、もう20人分くらいの場所取りの荷物が並んでいました。

0時14分。きっぷうりばの前に、場所取りの荷物が並んでいました
0時14分。きっぷうりばの前に、場所取りの荷物が並んでいました

先に結論です。

この記事のポイント
  • 上高地はマイカー規制。
    長野県側は沢渡駐車場からバスかタクシーで入ります
  • さわんどバスターミナルに一番近いのは市営第3駐車場。
    料金は1日800円で、日付が変わると2日分になります
  • バスの切符売り場の列はひとつだけ。
    三連休初日は、深夜0時の時点で場所取りが始まっていました
  • 始発はさわんどバスターミナル。
    ここで満員になると、その先の停留所からは乗れない場合があります
  • 今回は切符の発売が予定より50分早い4時でした。
    始発バスは5時発車
  • 11月4日以降は、始発が6時になります(2026年の時刻表)

この記事では、沢渡駐車場と上高地行きのバスの基本情報を整理したうえで、三連休の深夜から始発までの様子を時系列で紹介します。

上高地へのアクセス|長野県側と岐阜県側

上高地はマイカー規制があり、一般の車では直接入れません。

長野県側と岐阜県側に、それぞれバスとタクシーの乗り場になる駐車場があります。

アクセス主な駐車場方面
長野県側沢渡駐車場松本方面から
岐阜県側あかんだな駐車場高山・平湯方面から

今回は、長野県側の沢渡駐車場を使いました。

岐阜県側のあかんだな駐車場は、2020年の涸沢・奥穂高岳の山行で使っています。

▶関連記事:【北アルプス登山記】涸沢カールの紅葉と奥穂高岳|横尾テント泊で満喫する3日間

ちなみにバスが走るのは、2026年は4月17日〜11月15日です。

沢渡駐車場|おすすめは市営第3駐車場

沢渡には、市営と民間あわせて約2,000台分の駐車場があります(上高地公式)。

市営が4か所、民間が8か所。国道158号沿いに並んでいます。

沢渡の駐車場とバス停の簡略図
沢渡の駐車場とバス停(上高地公式の「沢渡駐車場周辺案内」をもとにした簡略図。民間駐車場は一部のみ)
駐車場普通車特徴
市営第1(いっぷく平)104台観光バス・マイクロバスもここ
市営第2(足湯公園)550台いちばん大きい。バスターミナルまで徒歩約5分(松本市サイト)
市営第3(かすみ沢)約400台バスターミナルの隣。ナショナルパークゲートと地下道で直結
市営第4(岩見平)140台キャンピングカーはここだけ
民間8か所合計612台5時ごろから営業。二輪車やキャンピングカーを停められるところも

市営駐車場は24時間出入りでき、料金は4か所とも同じです。

二輪車は市営駐車場に停められないので、民間駐車場を使います(沢渡観光協会)。

上高地公式によると、紅葉シーズンの土日などは、朝8〜9時台から満車になることがあります。

そのなかで、さわんどバスターミナル(以下、バスターミナル)に一番近いのが、市営第3駐車場です。

3時ごろの市営第3駐車場。ほぼ埋まっていました
3時ごろの市営第3駐車場。ほぼ埋まっていました

バスの切符売り場も乗り場も、バスターミナルにあります。

始発に乗るなら、ここに停められると歩く距離がいちばん短くて済みます。


料金|日付が変わると2日分

市営駐車場の普通車の料金は、1日800円です。

上高地公式のよくある質問には、「日付が変わりますと2日分の料金」とあります。

24時間ではなく、日付で数える仕組みです。

今回は10月10日0時ごろに入って、12日の昼に出たので、3日分で2,400円でした。

項目内容
普通車の料金1日800円
カウント方法日付が変わると2日分(深夜0時)
今回の支払額3日分で2,400円(10/10〜12)
支払い方法現金(今回利用した精算機では、紙幣は千円札のみ)・キャッシュレス決済

今回利用した市営第3駐車場の精算機では、紙幣は千円札しか使えませんでした。現金で支払う場合は、千円札を用意しておくと安心です。


0時の市営第3駐車場|サイトでは満車表示

私たちが沢渡の近くに着いたのは、前日の23時でした。

日付が変わってから、市営第3駐車場に入りました。

そのとき、駐車場は8割ぐらい埋まっていました。

0時07分の松本市のサイトでは、市営第3駐車場は「満」、空きは0台と表示されていました。

紅葉シーズンの三連休。日付が変わったばかりなのに、駐車場はすでに満車表示になっていました。

松本市のサイト。0時07分の時点で、市営第3駐車場は「満」
松本市のサイト。0時07分の時点で、市営第3駐車場は「満」

車中泊とトイレ

私たちは、それぞれの車の中で寝ました。

車中泊について、現地の掲示や公式の案内は確認できていません。

夜は冷えます。

0時39分の沢渡の気温は6.8℃でした(ウェザーニュース)。

トイレはバスターミナルにあります。

0時39分の沢渡。晴れ、6.8℃
0時39分の沢渡。晴れ、6.8℃

沢渡から上高地へのバス|運賃・時刻表・乗り方

バスはアルピコ交通が運行しています。

さわんどバスターミナルから上高地バスターミナルまで、約30分です。


運賃|往復だと割引あり

区間大人小人
片道1,600円800円
往復3,000円1,500円
団体往復(4名)10,800円(1人2,700円)―

2026年4月17日改定の運賃です。

ネットには改定前の運賃も残っているので、出発前にアルピコ交通の公式ページで確かめておくと安心です。

バスターミナルの運賃表と運行時刻予定表
バスターミナルの運賃表と運行時刻予定表

切符は、さわんどバスターミナルの券売機で買います。


時刻表(2026年4月17日〜11月15日)

さわんどバスターミナル発上高地バスターミナル発
始発5:00(特定日)/6:007:50
日中30分ごとほぼ30分ごと
最終16:2017:30

5時の始発は、特定日だけです。

2026年は、7月4日〜11月3日は毎日5時発。

11月4日〜15日は、6時が始発になります(さわんど始発カレンダー)。

なお、開山日の4月17日だけは7時始発です。

混雑する日は、時刻表のほかに臨時便が出ることもあります。

最新の時刻表と始発カレンダーは、アルピコ交通の公式ページ(さわんど〜上高地線)で確認してください。


乗車場所|始発のバスターミナルから

上高地行きのバスは、さわんどバスターミナルが始発です。

そこから、さわんど大橋、さわんど岩見平、茶嵐と、沢渡の停留所に寄りながら上高地へ向かいます。

民間駐車場に停めた場合は、近くの停留所から乗ることもできます。

ただ、バスターミナルで満員になると、その先の停留所からは乗れない場合があります。

混雑する日は希望する便に乗れず、次の便を待つこともありますが、途中の停留所より乗りやすいのがバスターミナルのメリットです。

帰りに横尾から一緒に歩いた女性2人組は、この日の始発の3台目ぐらいに乗ったそうです。

さわんど大橋で止まったものの、乗れたのは補助席の分の人数だけ。

その先の停留所では誰も乗せられず、そのまま上高地へ向かったと聞きました。

混む日は臨時便が出ることもありますが、始発に乗りたい日は、バスターミナルから乗るのが安心です。


乗り方|切符を買ったら、バス待ちの列へ

  1. さわんどバスターミナルの券売機で切符を買う
  2. 係員さんの案内で、バス待ちの列に並ぶ
  3. 大きなザックはバスの床下の荷物入れへ
  4. さわんどバスターミナル1番のりばから出発
上高地までの往復乗車券
上高地までの往復乗車券

タクシーも使えます。

沢渡から上高地バスターミナルまでの定額運賃は、市営第3などがある「沢渡下ゾーン」から普通車6,000円、市営第4などがある「沢渡上ゾーン」から5,400円です(上高地公式)。

市営第3から4人で乗れば1人1,500円で、バスの片道(1,600円)とほぼ同じです。

タクシーの定額運賃。上高地まで普通車6,000円
タクシーの定額運賃。上高地まで普通車6,000円

【実録】三連休の始発バス|深夜0時からの混雑と場所取り

ここからは、2026年10月10日(三連休初日)の始発バスに乗るまでの記録です。


切符売り場の列はひとつ

0時すぎ、駐車場に車を停めて、切符売り場を見に行きました。

もう、20人分くらいの列ができていました。

並んでいるのは、人ではなく物。

椅子やマット、レジャーシートが、切符売り場の前に並んでいます。

場所取りに置かれていたマットやシート
場所取りに置かれていたマットやシート

沢渡では、並ぶ列は切符売り場のひとつだけでした。

切符を買うと、係員さんの案内でそのままバス待ちの列へ移ります。

南アルプスの戸台パークでは、乗車券と乗車の2つの列がありましたが、一つだとわかりやすいですね。

▶関連記事:戸台パークから北沢峠へのアクセス完全ガイド|駐車場・南アルプス林道バス・お盆の混雑を実体験で解説

私たちも荷物を置いて、20番目くらいに並びました。

※荷物による場所取りは、今回の現地での状況です。公式に認められた方法かは確認できていないため、現地の案内に従ってください。

4時に戻ってくることにして、それぞれの車で休みました。

貼り紙には「乗車券の販売は4:50頃の予定」「始発5:00、以降30分間隔」
貼り紙には「乗車券の販売は4:50頃の予定」「始発5:00、以降30分間隔」

貼り紙には、「乗車券の販売は4:50頃の予定」「こちらを先頭にお並びください」とありました。


3時、列は建物を一周

3時に起きて、トイレに向かいました。

切符売り場の列は建物を一周し、さらにその先へと伸びていました。

寝袋に入って、横になって並んでいる人もいます。

3時16分。寝袋で横になって並ぶ人も
3時16分。寝袋で横になって並ぶ人も

早めに場所を取っておいて、正直ほっとしました。


4時、予定より50分早く発売

貼り紙では4時50分ごろの発売予定でしたが、実際には予定より50分早い4時に発売が始まりました。

4時25分のきっぷうりば
4時25分のきっぷうりば

切符を買うと、係員さんにバス待ちの列へ案内されます。

切符を買ったら、係員さんの案内でバス待ちの列へ(4時26分)
切符を買ったら、係員さんの案内でバス待ちの列へ(4時26分)

4時45分ごろにバスに乗り込み、ゲートが開く5時に出発しました。

5時発の上高地行き
5時発の上高地行き

時系列|10月10日(三連休初日)

時刻出来事
前日23:00沢渡の近くに到着
0:00すぎ市営第3駐車場に入る(8割ぐらい)
0:07松本市のサイトで市営第3は「満」
0:14切符売り場の前に約20人分の場所取り
3:00列が建物を一周
4:00切符の発売開始(予定は4:50ごろ)
4:45バスに乗車
5:00さわんどバスターミナルを出発
5:27上高地バスターミナルに到着

これは、2026年10月10日(三連休初日)の1回の記録です。混み方や発売時刻は、日によって変わります。

上高地到着|バスターミナルの混雑とトイレ

5時27分、上高地バスターミナルに着きました。

5時28分の上高地バスターミナル。まだ薄暗いのに、人でいっぱい
5時28分の上高地バスターミナル。まだ薄暗いのに、人でいっぱい

まだ薄暗いのに、人でいっぱいです。

バスターミナルのトイレは大行列でした(特に女性)。

私たちはここでのトイレをあきらめて、そのまま歩き始めました。

今回のように混んでいたら、沢渡で済ませておくか、小梨平や明神まで歩いてからにするのがよさそうです。

帰りのバス|上高地から沢渡へ

帰りは10月12日(三連休最終日)。

10時53分に上高地バスターミナルに着きました。

10時54分、上高地のバス乗り場
10時54分、上高地のバス乗り場

時刻表では、この時間帯の便は10時45分と11時15分ですが、この日は11時05分発の便が出ていて、その1台目にぎりぎり乗れました。

うしろにも、10人ぐらい並んでいました。

上高地からの帰りは、上高地バスターミナル7番のりばから出発します。

11時35分ごろ、沢渡に戻ってきました。

11時36分の市営第3駐車場
11時36分の市営第3駐車場

沢渡駐車場と始発バスの注意点

注意点内容
始発の時刻5時の始発は特定日だけ。2026年は11月4日から6時
駐車料金1日800円。24時間単位ではなく、日付が変わるごとに1日分加算
乗る場所始発はさわんどバスターミナル。満員になると、その先の停留所からは乗れない場合がある
切符の列今回は深夜0時の時点で場所取りが始まっていた
発売時刻今回は貼り紙の予定より50分早かった
トイレ上高地バスターミナルは混む。沢渡で済ませておくと安心
帰りの最終上高地発は17時30分

いちばん気をつけたいのは、始発の時刻が時期で変わることです。

5時の始発をあてにして出かけて、6時始発の日だった、ということもありえます。

出かける前に、アルピコ交通の始発カレンダーを見ておくと安心です。

まとめ|沢渡の始発バスは、前の晩から始まっている

沢渡から上高地へ、始発のバスで入るために。

  • 停めるなら、バスターミナルに一番近い市営第3駐車場
  • 駐車料金は1日800円、日付が変わると2日分
  • 切符売り場の列はひとつ
  • 始発はさわんどバスターミナル
  • 三連休初日は、深夜0時の時点で場所取りが始まっていた
  • 発売は予定より早まることがある
  • 5時の始発は特定日だけ

今回の三連休、私たちは始発のバスに乗って、5時27分に上高地に着きました。

その日は、明るいうちに涸沢まで登って、テントを張ることができました。

▶関連記事:涸沢テント泊|紅葉のカールから北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳へ、快晴の2泊3日

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