2日目|北穂高岳から涸沢岳、奥穂高岳へ
2日目は、この山行の本番です。
テントを涸沢に置いたまま、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳と歩いて、ザイテングラートで涸沢へ戻る計画です。
モルゲンロートと涸沢の朝
4時半に起きて、5時から朝ごはん。

食事や着替えが終わり、涸沢ヒュッテのテラス方面へ向かいます。
もちろん。モルゲンロートを見るためです。


5時50分ごろ、待望の瞬間。
カール地形の中なので日の出は見えませんが、東の空から太陽の光が穂高連峰を赤く照らし始めます。
はじめはピンク、徐々にオレンジ色が強くなりました。
最終的には真っ赤に染まりました。
テラスは大混雑。みんなこの瞬間を待っていました。

モルゲンロートに見惚れていたら6時の出発予定時間をすぎていました笑
テントに戻って準備をしていると、突然、テント場でラジオ体操が始まりました。


テント場にいるほとんどの人が、一緒にラジオ体操。
見本を見せてくれたのは、涸沢山岳総合相談所の建物の上に立った救助隊の人たちでした。
締めは「みなさん、今日もご安全に!」。
みんなで拍手です👏
北穂南稜〜北穂高岳|鎖とハシゴの急登
6時半、涸沢小屋でトイレを済ませて、いざ北穂高岳へ。

南稜の取付までは、かなりの急登です。
九十九折に、ゆっくりゆっくり登ります。


鎖場とハシゴをこなせば、南稜取付という、小広場。
ここで一息入れます。


さらに高度を上げて、鎖場を越えるとやや広い平坦地に。
ここがテント場のようです。

すぐ先にある北穂分岐を過ぎて、北穂高岳の北峰へ。
ようやく北穂高岳に到着!

山頂は登山者で賑わっています。
それもそのはず、360度の大展望が広がっています。

北には、槍ヶ岳。
槍ヶ岳の左奥には、黒部五郎岳や薬師岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳。

右奥には、白馬岳をはじめとする後立山連峰。先日登った鹿島槍ヶ岳も見えました。

登山者の皆さんと山座同定しながら、写真をいっぱい撮りました☺️
すぐ下の北穂高小屋ものぞいて、おしゃれなステッカーをゲットしました(400円)。

テラス席があって、売店ではドリップコーヒーも売っているようです。


インスタなどでよくみる、テラス席でコーヒーカップ越しの槍ヶ岳。
いつかやってみたいやつです。
大キレットに挑むときにはここに来て、コーヒー飲みながらまったりしたいものです。
北穂高岳南峰でも写真を撮ってから、涸沢岳へ向かいました。

北穂高岳〜涸沢岳|一般道の難所
北穂高岳から涸沢岳のあいだは、穂高連峰の中でも険しい岩稜ルートです。
この区間を含む北穂高岳から前穂高岳への縦走ルートは、長野県の「信州 山のグレーディング」で、技術的難易度E(最高難度)・体力度7に評価されています。
心して進みます。



鎖場、ハシゴ。

次々にこなしながら、歩を進めます。

ハシゴや鎖のところでは、すれ違う人と譲り合うので、少し待つこともありました。
前の人との距離もとります。
特に前の人が自分の上に来る場合、落石の恐れがあるためなるべく真下にいないように、距離をとります。


集中して歩くこと、約1時間半。無事に涸沢岳へ着くことができました。
10時40分でした。
緊張感から解放されたのか、どっと疲れました。

あとは穂高岳山荘へ降ります。

急な坂を注意しながら降り、テント場を通過すると、穂高岳山荘に到着です。

山荘の前で昼ごはんにします。

お湯を沸かして、昨日に引き続いてのカレーメシです。
奥穂高岳〜ザイテングラート|撮影待ち30分と紅葉の下り
食事も済み、いよいよ奥穂高岳を目指します。
自分は踏破済みですが、山友は初めてなので彼にとってはここがメインイベントです。

ほぼ垂直に登っていく感じです。
そのあともガレ場が続きます。
上からの落石に気をつけつつ、自分も石を落とさないように。
40分ほど、ガレ場の急登を行くと奥穂高岳の山頂近くに到着しました!

山頂ではすでにたくさんの人が行列になっていました。
山頂の祠と標識の前で写真を撮るのに並んでいます。

1人だったら、山頂の祠だけ撮って帰るところです。

でも今日は、奥穂高岳が初めての山友がいます。
結局、記念撮影まで30分ほど並びました。
ようやく順番が回ってきて、パシャリ。

いい思い出になりました。


穂高岳山荘に戻って、どうしても欲しかったものを買いました。
ジャンダルムのTシャツ、5,000円。(高い!)
前にここへ来たとき、「いつか欲しいな。。ジャンダルムを歩いたら買おう」と思っていたTシャツです。
ジャンダルムには行ってないけど、買ってしまいました(笑)

財布が少し寂しくなりましたが、満足感いっぱいで下山します!

ここからは、ザイテングラートの下り。
2日前に、ここで滑落による死亡事故があったそうです。
気は抜けません。
下りなので体は楽ですが、一歩ずつ慎重に下りました。
山頂も混雑していましたが、ザイテングラートも登る人と下る人が譲りあわないと通れない狭い場所が多く、気が抜けません。
ザイテングラートの取付を過ぎると、涸沢パノラマコースです。

ここまで来ると、ところどころで紅葉が楽しめました。

紅葉とカールの写真を撮りつつ、15時08分、テント場に到着しました。
今日の目標、怪我もなく達成できました。
しかも最高の天気のもとで。

最後の夕方|涸沢小屋のテラス
汗を拭き、着替えて、ごはんへ。
下山途中からビールで乾杯することを思い続けてきました笑。
昨日と同じように、涸沢ヒュッテのテラスで…と思ったら、まさかの缶ビールが売り切れ。
あるのは生ビールだけで、手作りおでんも売り切れでした。
山友は缶ビール派なので、ガッカリ。
試しに涸沢小屋まで行ってみることにしました。
この登りが、きつかった。
でもビールのために山友と必死で歩きます。
涸沢小屋に着き、売店を見てみると、缶ビールの自販機もある!生ビールもおでんもまだ残ってました!🙌
来た甲斐がありました!
ソフトクリームとモツ煮は売り切れでしたが、テラス席に相席させてもらって、さっそく注文。
乾杯!
最高やないですか!

山友も、結局、生ビールを飲んでいます(笑)缶ビールちゃうんかい。
おでんをつつきながら、いろいろ喋って、ゆっくり過ごしました。
私が買ったのは、生ビール1,000円、おでん1,000円、酎ハイ600円です。

涸沢小屋では、StarlinkのWi-Fiにつなぐことができました。
これが嬉しい。下界と連絡がとれて、山友も満足げ。
ちなみに、テント場ではアンテナは立つのに、待っても通信できませんでした。
涸沢ヒュッテでは、StarlinkのWi-Fiはありますが、通信は有料のプラン加入が条件でした。
この日は、昨日のテント迷子の教訓を受けて、2人で一緒にテントへ戻りました。
おかげで無事テントに着くことができました。



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