涸沢テント泊|紅葉のカールから北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳へ、快晴の2泊3日

登山日記

2日目|北穂高岳から涸沢岳、奥穂高岳へ

2日目は、この山行の本番です。

テントを涸沢に置いたまま、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳と歩いて、ザイテングラートで涸沢へ戻る計画です。


モルゲンロートと涸沢の朝

4時半に起きて、5時から朝ごはん。

ヒュッテのテラスから見る5時ごろのテント場
ヒュッテのテラスから見る5時ごろのテント場 まだ真っ暗です

食事や着替えが終わり、涸沢ヒュッテのテラス方面へ向かいます。

もちろん。モルゲンロートを見るためです。

モルゲンロート直前 北穂高岳とテント場
モルゲンロート直前 北穂高岳とテント場
5時50分。穂高の峰々が真っ赤に
5時50分。穂高の峰々が真っ赤に

5時50分ごろ、待望の瞬間。

カール地形の中なので日の出は見えませんが、東の空から太陽の光が穂高連峰を赤く照らし始めます。

はじめはピンク、徐々にオレンジ色が強くなりました。

最終的には真っ赤に染まりました。

テラスは大混雑。みんなこの瞬間を待っていました。

5時51分。赤く染まりはじめた穂高。テラスはカメラを構える人でいっぱい
5時51分。赤く染まりはじめた穂高。テラスはカメラを構える人でいっぱい

モルゲンロートに見惚れていたら6時の出発予定時間をすぎていました笑

テントに戻って準備をしていると、突然、テント場でラジオ体操が始まりました。

6時12分。テント場で始まったラジオ体操
6時12分。テント場で始まったラジオ体操
6時11分。両手を上げて、背伸びの運動
6時11分。両手を上げて、背伸びの運動

テント場にいるほとんどの人が、一緒にラジオ体操。

見本を見せてくれたのは、涸沢山岳総合相談所の建物の上に立った救助隊の人たちでした。

締めは「みなさん、今日もご安全に!」。

みんなで拍手です👏


北穂南稜〜北穂高岳|鎖とハシゴの急登

6時半、涸沢小屋でトイレを済ませて、いざ北穂高岳へ。

7時02分。涸沢小屋から北穂高岳へ、石の段の急登
7時02分。涸沢小屋から北穂高岳へ、石の段の急登

南稜の取付までは、かなりの急登です。

九十九折に、ゆっくりゆっくり登ります。

北穂高岳南稜の鎖場
北穂高岳南稜の鎖場
南稜の取付の手前にあるハシゴ
南稜の取付の手前にあるハシゴ

鎖場とハシゴをこなせば、南稜取付という、小広場。

ここで一息入れます。

南稜取付 ここで休憩して更なる高みを目指します
南稜取付 ここで休憩して更なる高みを目指します
取付から少し登ると富士山!南アルプスや八ヶ岳もバッチリです👌
取付から少し登ると富士山! 南アルプスや八ヶ岳もバッチリです👌

さらに高度を上げて、鎖場を越えるとやや広い平坦地に。

ここがテント場のようです。

右に見えるのが北穂高岳
右に見えるのが北穂高岳

すぐ先にある北穂分岐を過ぎて、北穂高岳の北峰へ。

ようやく北穂高岳に到着!

北穂高岳の標柱。奥に槍ヶ岳
北穂高岳の標柱。奥に槍ヶ岳

山頂は登山者で賑わっています。

それもそのはず、360度の大展望が広がっています。

北穂高岳から見た槍ヶ岳
北穂高岳から見た槍ヶ岳

北には、槍ヶ岳。

槍ヶ岳の左奥には、黒部五郎岳や薬師岳、鷲羽岳、水晶岳、赤牛岳。

北穂高岳から。槍ヶ岳の左奥に広がる山並み
北穂高岳から。槍ヶ岳の左奥に広がる山並み

右奥には、白馬岳をはじめとする後立山連峰。先日登った鹿島槍ヶ岳も見えました。

右奥には、後立山連峰
右奥には、後立山連峰

登山者の皆さんと山座同定しながら、写真をいっぱい撮りました☺️

すぐ下の北穂高小屋ものぞいて、おしゃれなステッカーをゲットしました(400円)。

北穂高小屋
北穂高小屋

テラス席があって、売店ではドリップコーヒーも売っているようです。

北穂高小屋の売店。ステッカーはここで
北穂高小屋の売店。ステッカーはここで
北穂高小屋のテラス席。雲海の向こうまで見渡せます
北穂高小屋のテラス席。雲海の向こうまで見渡せます

インスタなどでよくみる、テラス席でコーヒーカップ越しの槍ヶ岳。

いつかやってみたいやつです。

大キレットに挑むときにはここに来て、コーヒー飲みながらまったりしたいものです。

北穂高岳南峰でも写真を撮ってから、涸沢岳へ向かいました。

道標には「奥穂高岳 2.3km」「涸沢 1.9km」
道標には「奥穂高岳 2.3km」「涸沢 1.9km」

北穂高岳〜涸沢岳|一般道の難所

北穂高岳から涸沢岳のあいだは、穂高連峰の中でも険しい岩稜ルートです。

この区間を含む北穂高岳から前穂高岳への縦走ルートは、長野県の「信州 山のグレーディング」で、技術的難易度E(最高難度)・体力度7に評価されています。

心して進みます。

岩場でのアップダウンが繰り返されます
岩場でのアップダウンが繰り返されます
岩場のトラバース 山友は余裕みたいです笑
岩場のトラバース 山友は余裕みたいです笑
飛騨側を見ると笠ヶ岳
飛騨側を見ると笠ヶ岳

鎖場、ハシゴ。

最低コルまで下ると、ハシゴや鎖で登ります
最低コルまで下ると、ハシゴや鎖で登ります

次々にこなしながら、歩を進めます。

鎖のついた岩場が続きます
鎖のついた岩場が続きます

ハシゴや鎖のところでは、すれ違う人と譲り合うので、少し待つこともありました。

前の人との距離もとります。

特に前の人が自分の上に来る場合、落石の恐れがあるためなるべく真下にいないように、距離をとります。

涸沢岳へのハシゴ
涸沢岳へのハシゴ
ペンキの目印があるので道はわかります
ペンキの目印があるので道はわかります

集中して歩くこと、約1時間半。無事に涸沢岳へ着くことができました。

10時40分でした。

緊張感から解放されたのか、どっと疲れました。

涸沢岳の標柱(3,110m)
涸沢岳の標柱(3,110m)

あとは穂高岳山荘へ降ります。

涸沢岳から見た奥穂高岳と、穂高岳山荘
涸沢岳から見た奥穂高岳と、穂高岳山荘

急な坂を注意しながら降り、テント場を通過すると、穂高岳山荘に到着です。

11時01分、穂高岳山荘に到着
11時01分、穂高岳山荘に到着

山荘の前で昼ごはんにします。

石畳にペイントされたウスユキソウ(エーデルワイス)
石畳にペイントされたウスユキソウ(エーデルワイス)

お湯を沸かして、昨日に引き続いてのカレーメシです。


奥穂高岳〜ザイテングラート|撮影待ち30分と紅葉の下り

食事も済み、いよいよ奥穂高岳を目指します。

自分は踏破済みですが、山友は初めてなので彼にとってはここがメインイベントです。

山荘から奥穂高岳へ。ガレ場の急登が続きます
山荘から奥穂高岳へ。ガレ場の急登が続きます

ほぼ垂直に登っていく感じです。

そのあともガレ場が続きます。

上からの落石に気をつけつつ、自分も石を落とさないように。

40分ほど、ガレ場の急登を行くと奥穂高岳の山頂近くに到着しました!

ジャンダルムが見えたら山頂は近い
ジャンダルムが見えたら山頂は近い

山頂ではすでにたくさんの人が行列になっていました。

山頂の祠と標識の前で写真を撮るのに並んでいます。

奥穂高岳の山頂。標識の前は撮影待ちの人
奥穂高岳の山頂。標識の前は撮影待ちの人

1人だったら、山頂の祠だけ撮って帰るところです。

奥穂高岳の祠と標識(3,190m)
奥穂高岳の祠と標識(3,190m)

でも今日は、奥穂高岳が初めての山友がいます。

結局、記念撮影まで30分ほど並びました。

ようやく順番が回ってきて、パシャリ。

奥穂高岳の山頂で、記念撮影
奥穂高岳の山頂で、記念撮影

いい思い出になりました。

奥穂高岳から見下ろした上高地と梓川
奥穂高岳から見下ろした上高地と梓川
下りも要注意!すれ違いも多く、岩を落とさないように
下りも要注意!すれ違いも多く、岩を落とさないように

穂高岳山荘に戻って、どうしても欲しかったものを買いました。

ジャンダルムのTシャツ、5,000円。(高い!)

前にここへ来たとき、「いつか欲しいな。。ジャンダルムを歩いたら買おう」と思っていたTシャツです。

ジャンダルムには行ってないけど、買ってしまいました(笑)

13時46分の穂高岳山荘。にぎわっていました
13時46分の穂高岳山荘。にぎわっていました

財布が少し寂しくなりましたが、満足感いっぱいで下山します!

ここからザイテングラートを下ります
ここからザイテングラートを下ります

ここからは、ザイテングラートの下り。

2日前に、ここで滑落による死亡事故があったそうです。

気は抜けません。

下りなので体は楽ですが、一歩ずつ慎重に下りました。

山頂も混雑していましたが、ザイテングラートも登る人と下る人が譲りあわないと通れない狭い場所が多く、気が抜けません。

ザイテングラートの取付を過ぎると、涸沢パノラマコースです。

パノラマコースにある見晴台
パノラマコースにある見晴台

ここまで来ると、ところどころで紅葉が楽しめました。

紅葉の向こうに、涸沢カール
紅葉の向こうに、涸沢カール

紅葉とカールの写真を撮りつつ、15時08分、テント場に到着しました。

今日の目標、怪我もなく達成できました。

しかも最高の天気のもとで。

15時06分。テント場の手前で、紅葉と涸沢カール
15時06分。テント場の手前で、紅葉と涸沢カール

最後の夕方|涸沢小屋のテラス

汗を拭き、着替えて、ごはんへ。

下山途中からビールで乾杯することを思い続けてきました笑。

昨日と同じように、涸沢ヒュッテのテラスで…と思ったら、まさかの缶ビールが売り切れ。

あるのは生ビールだけで、手作りおでんも売り切れでした。

山友は缶ビール派なので、ガッカリ。

試しに涸沢小屋まで行ってみることにしました。

この登りが、きつかった。

でもビールのために山友と必死で歩きます。

涸沢小屋に着き、売店を見てみると、缶ビールの自販機もある!生ビールもおでんもまだ残ってました!🙌

来た甲斐がありました!

ソフトクリームとモツ煮は売り切れでしたが、テラス席に相席させてもらって、さっそく注文。

乾杯!

最高やないですか!

涸沢小屋の生ビールとおでん
涸沢小屋の生ビールとおでん

山友も、結局、生ビールを飲んでいます(笑)缶ビールちゃうんかい。

おでんをつつきながら、いろいろ喋って、ゆっくり過ごしました。

私が買ったのは、生ビール1,000円、おでん1,000円、酎ハイ600円です。

山友と、生ビールで乾杯
山友と、生ビールで乾杯

涸沢小屋では、StarlinkのWi-Fiにつなぐことができました。

これが嬉しい。下界と連絡がとれて、山友も満足げ。

ちなみに、テント場ではアンテナは立つのに、待っても通信できませんでした。

涸沢ヒュッテでは、StarlinkのWi-Fiはありますが、通信は有料のプラン加入が条件でした。

この日は、昨日のテント迷子の教訓を受けて、2人で一緒にテントへ戻りました。

おかげで無事テントに着くことができました。

17時02分。2日目の夕方のテント場
17時02分。2日目の夕方のテント場

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